TVの深夜枠で無料放送してた米TVドラマの
「ブラックリスト」シーズン2が終わってしまったので、
(続きのシーズン3の放送はなし?見たいヨ!)
ドラマ内の謎が解けないのが、気になって「シーズン1」も見ました(^ ^)<この続き>
「シーズン1」の方が日本に関係あるようなものが多い感じで、第16話に「マコ・タニダ」をいう回があります。
日本の北海道にある「網走刑務所」から、「マコ・タニダ」という大阪のヤクザの親分が脱獄するシーンから始まるのですが・・・
それが、ツッコミどころ満載で・・・(^ ^;
最初のシーン、金網に囲まれ、高い位置に監視塔がある刑務所で、脱走した囚人を犬を連れた監視員が追いかけるって、どこの国の話ですかって感じで・・
(・・どこぞの近隣国の人のいう嘘っぱちの強制収容所のことでも連想して作ったのか、とか思ってしまうくらいに、ありえない異国風なシーンで・・・)
日本の刑務所って、高い塀に囲まれているはず。中は見えない。
それに「網走刑務所」は赤いレンガの作りの建物と高い塀で有名ですが、今では使われてなくて、北海道の観光地になってます。外人さんは今の日本のことを知らないだろうからね。というか、昔の日本のことも全然知らないような・・・
だから、その最初のシーンを見ただけで、日本人ならばアリエンというか、これは嘘だ~という印象を私は受けてしまうと思います。
まぁ、外国の人が作ったファンタジー満載のフィクションだしねと笑うしかないというか、いつもの諦めモードになってしまう(^ ^;
この「マコ・タニダ」は男だけど、今の日本では普通「マコ」というと女性名だということも含めてね。
他には、腹切りも出てくるし・・・
それにしても、これはアンラッキーとしか言えないのだけど、日本語の「サムライ」という言葉の響きが英語圏ではよくないのよね。「ライ」が英語では「嘘」という意味なので、「何かの嘘」とかいう意味になってしまう気がする。
日本文学の研究者のドナルド・キーンさんも、TVのインタビューの時に「サムライ」という時には、とても微妙な発音というか、気を使った言い方をしておられたし。
だから外国で「サムライ」という時には、英語圏の騎士という意味の「ナイト」というくらいにしないと、誤解されてしまうのじゃないかと、私は心配したりしています。
「ウオリアー」というには礼儀正しすぎるしね。
日本の「サムライ」というか、武士は、
英語圏でいうところの、アーサー王の円卓の騎士団
Knights of the Round Table
に一番近いように思っています。
武士道もサムライ精神じゃなくて、勇気があって礼儀正しい騎士道精神という意味の「 Chivalry 」が近いような。もちろん、日本の方が古いというか、歴史は永いけどね(^ ^)
外国に訳するときには、いろいろ注意が必要だと思います。きちんとわかって貰うことは、なかなか難しい。
けど、まぁこのドラマのこの話では、日本のヤクザの話であって、日本の荒くれ者が日本の昔の騎士階級に憧れて、そのやり方(名誉とか慎み)を真似してたから、そうなっただけで、所詮は犯罪者なので、やり方が滅茶苦茶なのは仕方がないのかもしれない。
それに、このドラマでも実際に演じているのは、中韓系?の俳優(Hoon Lee)さんで、実はそのへんのことこそ事実に近かったりして、もうどうなっているのかと。今の日本の犯罪者はナントカ系の外国人ばかりとかね。外見だけは日本人風のアジア系異邦人(中身は外人)