折角の人生・賢い生き方があります

我らシニアの強き味方、バス君いざ出発！乗客は皆老人。聞くともなく話が耳に入ってくる。男性の老人が「えらい世の中になりましたなぁ。親が子を殺す。子が親を殺す。まるで畜生だな。しかも益々悪くなっている。」と隣の女性に話しかける。その女性の老人は「違いますよ。畜生もそんなことしないわ。ひったくりが横行していて、私ら安心して道を歩くことが出来ません。」と応じる。最後尾で聞いていた私は心の中で、「我らが現役時代はそれほど悪くはなかったなぁ」と頷く。思うことは、みな同じだなぁと思っている間に目的地に着いた。

先ほどの暗い思いが吹き飛ぶ程の明るい世界が目の前に表れる。私の散歩場と決めている国営昭和記念公園。土曜日で快晴とあって、何処から集まったのか大勢の人、ヒト、ひと。
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のどかな田園風景の中に善男善女が飲み込まれている。恋を語らい、人生を議論しているのだろうか。

人はみな目的を持って動いている。そしてそれぞれ動く速さと方向が違う。だから、衝突がおきる。衝突の結果は内にこもるストレスだったり、暴力だったりする。両方とも好ましくない。衝突を避ける方法はいくらでもある。こちらが相手の動きに合わせたり、立ち止まって「お先にどうぞ」とやり過ごすのも良い。
こちらがニュートリノの様に身軽だと難局をするりと通り抜けてしまう。抵抗や衝撃を感じないのだ。
めいめいがもう少しスピードを落とすのも良策だ。衝撃が少ないからだ。
みな、もう少し賢く動いたらどうだろう。
＜花はアメジストセージです＞
ボトルのお茶が１５０円、おにぎり１２０円、串団子１００円でこの日は終わった。