若者がすぐに立ち上がって「どうぞ」と言ってくれる。数年前までは何となく照れくさいと言うか、
「俺はまだまだ・・」と感じて抵抗感があった。でも最近はすんなり「ありがとう」と言って
素直に座るようになった。先日、こんなことがあった。散歩中、ちょっとお腹が空いたので、
モスバーガー店に入った。「なにか軽いものがありませんか?」と私が尋ねた。
相手はガッシリした青年だ。学生アルバイトだろう。私の孫と同じような年格好だ。
マクドナルドなら「ハンバーガーとコーラの中をお願いします」と言いたいところだけれど、
ここはちょっと勝手が違う。2,3度入っただけであまり知らない。
彼は「お肉がいいですか?」と尋ねたので、「はい」と答えた。
メニューの写真を指差しながら「これなら一番軽くていいですよ」と言う。
私はメニューを眺めながら「このモスバーガーを下さい」とようやく結論を出した。
すると彼は「いや、それはちょっと重いですよ。こちらのほうが小さくて軽いですよ」と言って
最初のを指差す。私は心の中で何となく変だなと思ったが、彼の意見に従った。
出されたのは薄いハンバーグ一枚にケチャップをかけた非常にシンプルな
ハンバーガーだ。食べ終わってから、彼の意見に従って良かったとつくづく思った。
私はやや強引なこの青年を好もしいと思った。
<写真は古いのを引っ張り出した>
快晴の土曜日、10時頃だったのですが結構な人出でカメラを持った人が不作法に振る舞っていました。
なるべく人の居ないところをと、2時間ばかり歩いて帰ってきました。
不忍池の向こうに、背の高く細い変な建物が、非常に目につきました。
そんな記事を暫くアップしますので、宜しかったら見てください。
知己のように肩を叩き合って出会いを楽しんでいるかもしれないと。
こういうことで商品名を出してもらえるならモスバーガーも大歓迎じゃないですか。
poloさんの最初の言葉をしっかりと聞き取ったその青年、気持ちのいい人ですね。高い物を売り込もうとするのが当たり前のような風潮の中で清々しい話です。
おお、これもpoloさんのショートショートに入れましょう。(私が勝手に)
これって素晴らしいことですね。
なるべく、「いい事見つけ」をすれば、幸せ気分。
精神的に健康って、こんな所にあるのじゃないでしょうか。
本当に清々しい青年でした。私の最初の注文をしっかり受け止めてくれて、最後までプレーンバーガーを勧めてくれたのでした。当然盛りだくさんのモスバーガーの方が高いから店側としては、売り上げがその分増える。だが、彼は違った。いやぁ、あまもりさん。話の足りない部分を補ってくれてとても嬉しく思います。私の文意が通じないのではないかと心配していたのでした。