エニシダ(マメ科・エニシダ属) 金雀枝と書く
枝に金色の雀が留まっているとの意味か。検索したが、記述はなかった。
地中海原産の落葉低木。
荒れ地で育ち乾燥に強い。
高温多湿の日本では適さず、水をやりすぎてかえって枯らせてしまうらしい。
山野草と一緒に売られていて、かなりの年輩の男性係員に名前を尋ねたら、
しばらく考えてから「レンギョウです」と答えた。
「ああ、そうですか」と返事をしておいた。
花の名前の自信度: 30% ヒメエニシダかもしれない
学名: Cytisus scoparius
テイカカズラ(キョウチクトウ科・テイカカズラ属) 定家葛と書く
ここで得た名前の由来を要約すると次のようになります。
有名な歌人、藤原定家が後白河法皇の皇女を慕っていたが、
皇女は49歳で病没するまで独身を守った。
それでもなお、皇女を慕って蔦葛となって、皇女の墓石にまつわりついたとの
伝え話からその名が付いた。
猛烈な思慕の情ですね。ここまでまとわりつかれると、女性は迷惑だろう。
いつものように、「この名はなんだろうなぁ」と考えながら撮影していると、
数人の中年女性が通り過ぎながら「ジャスミンでしょう」と言い、
もう一方は「甘茶じゃない?」と言い合った。
ツル性常緑低木。葉っぱを千切ると甘い香りがした。
学名: Trahelospermum asiaticum
ガマズミ(スイカズラ科・ガマズミ属)
漢字名が広辞苑にはあるが変換できないし、ネットでも困っているようだ。
何とかならないかと、大字典を開いてみたが、音読みでケフ・メイとあった。
漢字はあるにはあるが、とうてい表記できない。
日本全国に分布する落葉低木。
山地に自生し高さは2m。
葉はタマゴ形で対生。枝、葉に毛が多い。
実は赤く熟して食べられる。疲労回復や利尿薬として用いられる。
学名: Vburnum dilatatum
私がご紹介している花はみな、私自身が初対面のものばかりです。このエニシダにしてもそうです。どこかで読んだ話ですが、エニシダはもともと乾燥している荒れ地に適した植物なので、日本では水分が多すぎて適さないとか、です。とても綺麗な花なので、枯らせてしまったのは残念でしたね。
気候の変動が激しいし、夏場の気温が極端に高くなりますね。そのようなことが原因しているかも知れません。ガマズミもご存じの植物でしたか。全く、私は恥ずかしい。
今日はまたまた寒くて何か羽織るものがないと寒いなんて・・・・体が付いていきません
エニシダ昔は、三本ほど庭にありました(近所に親株があっていただいたものですが)
何となく増えて春になると枝いっぱいの黄色い花が付いたものです
それがいつの間にか一本もなくなってしまって
親株を下さった家も木がなくなっています
近所でもめったに見かけません
何故かエニシダに適さない気候に成ってしまったのでしょうか
ガマズミもめったやたらに見かけたものです
今では泉の森自然公園で見かけるぐらいです
どちらも懐かしい。
テイカカズラの名前は難なく見付けられました。知らぬは私ばかりなりで、皆さんよくご存じの花のようですね。吸盤でひっつくのですか。ひっつかれた方が、迷惑千万の時があるでしょう。
莢蒾を携帯で見ると莢十と出ます。大字典でも、用例が非常に少ないがガマズミの正式文字として、この漢字を当てていました。結局、疑問だらけで終わりとなりました。鎌酢実なら単純です。
※貴女の文字もおーちゃんの文字も、化けてはいませんでした。何処で探し出したのか、びっくりしました。
このコメントは直接コメント欄に書いていますので、化けずに表示すると思いますが。
外字を使うとこういことになるということですね。
(上のコメントも、このコメントもWindowsXPで、ブラウザはIE(いんたーねっとエクスプローラー)使用です)
エニシダにいたっては、売り側も名前を知らないとはびっくりです。
レンギョウとは余りにも適当で、売り手の誠意が感じられません。
テイカカズラは、つい先日他のブロガーさんのところで見せてもらったばかりで、蔓性の植物で、巻き付いて伸びるのでなく、ツタのように吸盤を出して伸びていくのだと教えてもらったばかりです。風車のような花びらが特徴ですね。
ガマズミはガマズミ属の代表の木なんですね。同じガマズミ属のオオデマリのようにやはり小さな花が集まっていますね。
以下は独り言です。
「莢?」の「?」は外字です。JISにはない文字です。インターネットでは使わないほうが良いと思います。
鎌酢実は当て字でしょうが、漢字表記するには鎌酢実とするほうがいいと思います。
Macから見るとハテナマークになって化けています。
仰るとおり、鎌酢実のほうが遙かに覚えやすいです。
両方とも、意味が通じません。つまり名前の由来の理解には至りません。
エニシダは寒さに弱い植物でしたか。地中海原産だから暖かいところを好むのでしょう。
山野草も難しいけれど、花木もなかなかのくせ者。まず名前を覚えないと話になりませんから、懸命です。
鎌酸実のほうが書きやすいですよね。
よ~く見るとシモツケソウにも似ています。
でも大きな木ですね。
テイカカズラは蔓でどんどん増えて仕方が無い植物ですが、花は美しいですね。
エニシダは以前家にあったのが、雪で枯れてしまいました。
ツカサウツギは家では増えて仕方が無いので日陰においてあります。
何しろ大きくなるものは増やしたくない、そう思っています。