スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

三泊4日道東の旅

2006-07-17 14:00:27 | 観光
ある旅行会社が企画した”見たことのない風景に出会う、大自然感動の旅”と銘打ったツアーに参加してきました。網走・知床・川湯・釧路の順で進みました。初日の訪問地で、最も強いインパクトを受けたのは”博物館網走監獄”でした。中でも、厳重な監視のもと、計4回も脱獄をした白鳥由栄(しらとりさかえ)の話には興味を抱いた。あまりにも非人間的な扱いに抗議をする意味で脱獄を繰り返したとのことだったので、この話をまず最初に取り上げたかった。しかし写真はみな暗く重く陰惨なので、割愛する。

どこをどう走っているのかディーゼル車両一両の鉄道があった。小清水原生花園駅付近で停車してオホーツク海から冷たい風が吹き上げてくる砂丘に出た。黄色いエゾキスゲや橙のエゾスカシユリなどがちらほらと咲いている。砂丘の展望台に上ったところで、電車がついた。続々と観光客が降りてくる。なるほど”見たことのない風景”に出会うために人々は遙々やってくるのだ。名所旧跡を巡るのではなくて、大自然に触れ合う旅志向が強くなったのだろう。それだけ、旅行者も精神的に豊かになったのだといえないか。


最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
館網走監獄 (sakura)
2006-07-17 15:19:17
館網走監獄 この話はTV で観ました。

強烈な印象を受けましたね。

緒方拳?だったかが主役でものすごく上手で

今でも忘れられません。



オホーツク海から冷たい風が吹き上げてくる砂丘。

其処はすばらしい大自然だった事でしょう・・・

良い旅がお出来になって本当に良かったですね。

お後お疲れが出ません様に、、、
返信する
sakuraさん、こんにちは (polo181)
2006-07-17 15:44:14
コメントを有難う。そうでしたか、テレビ化されていたのですね。知らなかったのは私だけかも知れません。独房を見てきました。また、みそ汁を垂らしながらビスを腐食させて、金枠を外した場所も当時のまま残されていました。

オホーツク海の水温が低いので、海水浴場が一つもないとの話でした。素敵な海岸が延々と続くのだけれど、サーフィンやヨットを楽しむ人が居なかった。ちょっと淋しい。
返信する
白鳥由栄と網走 (あまもり)
2006-07-17 16:31:23
poloさん、お帰りなさい。いい旅だったようですね。

見たことのない風景に出会う、ですか。

旅行会社もなかなか考えたキャッチフレーズですね。

監獄の博物館なんてあったこと自体知りませんでした。これは見たこともない風景ですね。

リンクされていたサイトへ飛んで白鳥由栄の脱獄ぶりを読みました。こんな名脱獄囚人(?)もいたのかと驚いています。ルパンなんて足下にも及ばない。

名建築家になれたに違いないと、人生の大半を牢獄で過ごした白鳥由栄の才能が惜しい気がします。愚直すぎて世の中をうまく渡れなかった代表ですね。



で、原生花園駅。

これまた網走の博物館とは180度違ったおとぎの国のような駅。裏画像はエゾスカシユリでしょうか。オニユリにそっくりですね。

まさに見たことのない風景から、大自然感動の旅の始まりですね。
返信する
polo181さん、こんにちは (monma2004)
2006-07-17 16:36:06
 お帰りなさい。旅先からのブログを楽しく拝見しました。

 ”見たことのない風景に出会う、大自然感動の旅”というネーミングは、北海道ならではという感じですね。

 たくさんの収穫があったことと思います。 
返信する
おかえりなさい (anikobe)
2006-07-17 17:18:16
旅先からのもブログは、今日はどこかしらと、思いながら拝見しました。



博物館網走監獄や小清水原生花園、思い出します。



エゾスカシユリ、綺麗ですね。

花は心が和みますね。
返信する
網走番外地 (熊子)
2006-07-17 20:19:28
小さな頃にこの網走監獄を見せられて怖かった、囚人達が編み笠を深く被り手足を鎖で、、、そんな蝋人形館も社会見学させられる北海道の子供たちでした。白鳥由栄の脱獄記は本やドラマで見てあの厳寒の荒野すら物ともしない精神は生への執着ですね。そしてanikobeさまがエゾキスゲと書いてあってエゾカンゾウかなと調べました。エゾキスゲはレモン色、エゾカンゾウはオレンジ色と色違いであり、エゾキスゲは一夜でしぼむと解りました。見慣れているのはエゾカンゾウであってエゾキスゲは未だに見ているとの認識がないのです。ポロ様の見た小清水原生花園ではエゾキスゲが咲いていることも解りました。ここには何度か足を運びましたが、きっとエゾカンゾウと思い込んでいたユリはエゾキスゲだったんだと、これまた勉強になりました。
返信する
あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-07-17 20:20:35
コメントを有難う。「ただいま」で~す。まさに見たことのない監獄から旅は始まりました。五右衛門の「浜の真砂が尽きるとも・・」の通り、いつの世も塀の向こうに入る人がいるんですね。網走にはこの監獄とは別に稼働中のれっきとした刑務所があります。どう間違っても、入りたくありません。白鳥由栄のことは迂闊にも知識がありませんでした。博物館のガイドから、おおかたの略歴を教えられて大変興味を持つようになりました。当時の監獄の待遇は劣悪をきわめ、それに反抗する義侠心から脱獄を謀った人物。私は”夏休みの宿題”としてこの人のことを調べて見ようと思っています。

裏の絵は仰せの通り、エゾスカシユリです。確かにオニユリに似ています。自生の花ですからやや小さいかなと思いました。話はちがいますが、釧路湿原で専門のガイドがアヤメを指してハナショウブと案内したときはちょっと優越感をおぼえました。笑
返信する
monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-07-17 20:27:02
コメントを有難う。旅行中もこの部屋をご覧下さって有難う。北海道は去年の夏に続いてこれで、二度目です。ですから、物珍しいものだらけです。まず、その広さには驚きましたよ。町としては、網走と釧路だけですが、個人住宅の敷地は本州のこの辺りとあまり変わりませんでした。ただ、道は広くて真っ直ぐなのには驚かされます。収穫は沢山ありました。
返信する
anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-07-17 20:36:03
コメントを有難う。行く先々でコメントを戴いて、とても嬉しく思います。貴女は私が旅をする場所をことごとくご存じなのですね。昔、ご主人と隈無く観光して回ったからでしょう。小清水原生花園では、ちょうど一両ぽっきりのジーゼル電車が到着したところでした。広々とした景色の中に、この小さな駅がポツリと立っている景色は、本州では見られない珍しいものと思って、シャッターを切りました。
返信する
熊子さん、こんばんは (polo181)
2006-07-17 20:48:13
コメントを有難う。北海道の家屋をつくづく眺めました。屋根瓦がありませんね。雪の重さと凍結を考えてのことでしょう。塀もありません。これもまた冬場の除雪を考えてのことですね。樋がありません。これも雪のため。雨戸もありません。その代わり建物そのものは頑丈で気密性が高いのだろうと思いました。各家々には大きな石油タンクがあった。おそらく床暖房が普及しているのでしょう。

花のことは良く知りません。ただ、ガイドさんの説明で、エゾキスゲとエゾスカシユリとハマナスの三つは実物を見て覚えることが出来ました。次回は多分、礼文と利尻でしょうか。
返信する

コメントを投稿