スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

掃除をしました

2006-06-16 12:05:16 | 生活
雨がしょぼしょぼ降り続いている。空は一面乳白色でどこにも切れ目がない。カラスだけが元気に鳴いている。

よし、今日は掃除だ。孫、娘、妻と4人暮らしだけれど、私だけが一番狭い部屋。 正方形の洋間で多分6畳あるかなしかなのに、タンスが二つや私のガラクタが詰め込まれている。床に転がっていたカメラ類を外に出して超小型の掃除機で、腹這いで隅々まで埃を吸い取った。雑巾がけをして、床ワックスまで塗った。片付けはしたけれど、どうしても捨てられない。例えば目の前に自転車の荷台のゴムひもが2本もあるけれど、ここ4,5年使ったことがない。捨てても何ら困らないけれど、捨てられないのだ。「いつか何かの役に立つかも知れない」との考えがよぎるからだ。

昔こんなことがありました。年老いた叔母の世話をしていた私の従姉妹が不要品をごっそり捨てると、翌日それらが全部家の中に戻ってきていたという。従姉妹は「駄目でしょう、これはもう使わないのだから捨てましょうね」と言い含めてまた捨てに行く。しかしその翌日には戻ってきている。従姉妹は私にほとほと困ったと、こぼしたことがあります。私もその年齢に近付いたのか。

またこのような話もあります。別の叔母が私に何度も何度も言い聞かせるのです。「○○ちゃん、捨てるのはいつでも捨てられます。でも一端捨てたらその物は二度と手元には戻ってこない。だから捨てるのは最後の最後のサイゴにしましょう」と。またこのようにも言い聞かせました。「物を粗末にすると、ブツバチが当たります」、このブツバチとは仏の罰、つまり仏罰なのか、物そのものから与えられる罰、つまり物罰なのか尋ねるのを忘れてしまった。私は、この人の影響を強く受けているのかもしれません。

さあ、次は和室の掃除だ!


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6 コメント

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toraraさん、こんにちは (polo181)
2006-06-17 12:30:45
コメントを有難う。私は明治生まれの叔母と叔父の後片づけをした経験があります。99%捨てざるを得ませんでした。本人達はそれらをお金を出して買ったものだから、生活に必要だったのだろうけれど、時代の違う私にとっては利用できないものばかりで、心で「ゴメンね、ゴメンね」と良いながら次々と捨てました。娘達はおそらく、私の場合も同じことをするでしょうね。だとしたら、今の内に整理(捨てる)したほうが、彼等にとっては楽というもの。”相棒”が手伝ってくれるから助かりますね 笑。 

息子さんは、勿体ないを知っている人なんですね。この言葉を失ったら日本はもっと駄目になることでしょう。
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何時か (torara)
2006-06-17 10:31:36
いつか使う。

そんないつかがたまりにたまって物置にあふれて居ます。私の部屋にも。。

が 近じかゴミが有料になってしまうので、最近は私も 相棒も身辺整理もかねて不用品の選別に忙しい毎日です。にんげんて何かないとなかなか整理できないものです。

勿体無いけど死んでしまえば私以外の人には只のガラクタ

心を鬼にして?より分けています



昔。我が家も何故か不用品でゴミに出したはずのものが、出戻っていることがありました

息子がゴミ置き場から持ち帰ってきてたのです。

「勿体無いから捨てちゃ駄目」

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sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-06-16 23:17:23
コメントを有難う。(゜ー゜)(。_。)ウンウン 、気分爽快です。和室も掃除をしました。畳を拭いていたら、ヒノキの香が漂ってきて良い気分。なにせ、狭いのに物が多いからどうしようもありません。

そうですか、写真ではあまり分からないのでしょう。あちらこちらが、埃だらけで、拭き取るのに苦労しました。誰もこの部屋には入れませんので、私が掃除をするしかありません。

入れ違いに、貴女のブログを覗いてきました。かなり良い写真で一杯でしたね。

次は10枚アニメに挑戦してください。待ってますよ。ただし、一枚のサイズを100KB未満にね。
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やったー!!! (sakura)
2006-06-16 22:55:46
すっかり綺麗になって気分爽快でしょ。

でもさすが男の方はやると言うとワックスまでかけられるのですね。偉い偉い・・・

此方までスッとしました。

でもそんなに散らかっていないですね。

もっと凄いのかと思っていましたので、、、



先程ブログをアップしてから此方に伺ったら

10枚出来るアニメのアドレスお知らせ頂きシマッタ!と思いました。

今日の写真は結局5枚ぐらいしかアニメが出来ませんでした。

次回から使わせていただきます。

本当に有難う御座いました。感謝です。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-06-16 22:21:03
コメントを有難う。英語には”もったいない”と云う言葉がありません。仏教的な意味合いが込められているからでしょう。せいぜい”無駄な、wasteful"ぐらいです。母も物を大切にしました。その影響が非常に強いと思います。たとえば、この今座っている椅子の左側を眺めると、30年ほど前のファックス、コンクリートに埋め込むプラスティックの蛇腹パイプ、死ぬまで絶対使わないだろう桐箱入りの大きな数珠が二箱、W95時代のアップリケーションCD4,50枚などがあります。でも今日は思い切って捨てた物があります。旅行の先々で、神社仏閣で貰ったパフレットが山のようにあったので、全部捨てました。これでもう記憶が頼りとなりました。明日は午前中は雨が降らないようだから、多少はましなブログとなることでしょう。
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もったいない (あまもり)
2006-06-16 21:32:40
と言う言葉を思い出しました。

でもなぜ使わない自転車の荷台用のヒモがあるのかが不思議(笑)

随分ときれいに片づいたではありませんか。

昔の家には物置小屋というものがあったから、今使わない物はそこへ入れて置くということができましたけど、うちなど狭いマンションなんで、必要が無い物はやはり捨てていきます。

女性より男性のほうが物に対しての執着心が強いと聞きましたが、叔母様は女性ですね(当たり前でした)。

昔の人は物を大事にして、また無駄な物は買わなかったから、もったいない精神が強いと思います。今のように安く買える物が少ない時代だったでしょうから。

それに伯母様にとって思い出の詰まった品物ばかりだったのかもしれません。

思い出のある物は捨てられませんね。
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