スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

群を作らないトンビ

2006-01-12 14:13:27 | Weblog
今日も近くの水鳥公園へコハクチョウを探しに出かけた。10時40分から12時まで待った。運悪く、池を隔てた向こうの藪の中でゴルフの素振りをする人がなかなか去らない。うらうらと陽気が良くて、彼は最高の気分なのだろう。いつもなら必ず居るカモさえも寄りつかない。川下の遙か向こうにトンビを見たのでカメラに収めた。

カラスと違ってトンビは群を作らないとお思いでしょう。ところが私はこれまでに奇妙なトンビの群を目撃しています。10年ほど前、島根県の境港の近くを自動車で一般道を走行中に道路すれすれに舞い降りては上昇し、また舞い降りては上昇するトンビの群を見付けた。私は道路のかたわらに車を止めてしばらく見ていた。1羽のトンビがグリーンベルトの上でバタバタもがいている。自動車と衝突して息絶え絶えなのだろう。それを目掛けて彼等は助けようとして(私はそう解釈した)急降下してくるのだ。それも50羽以上の群が低空を旋回している。それは、まるで黒い竜巻のようだった。車が激しく行き来するから、彼等は下に下りることはできない。私はそこにトンビの仲間意識の強さを見た思いだった。しばらくして、路上のトンビは動かなくなった。空中のトンビはそれでも旋回を繰り返したが、間もなく八方へ散っていったのだった。トンビの葬送として今でも鮮やかな記憶がある。

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14 コメント

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トンビの思い出 (スイポテ)
2006-01-12 14:59:51
私のトンビにまつわる思い出話はこうです。

金沢に住んでいた頃、近くの犀川の河原で鴨やユリカモメにパンを投げると、どこからともなくトンビもやってきます。

トンビは旋回しながら上空でタイミングを計っています。

高く投げるとそれが落ちる前に素早く掴み安全な場所に降りたって食べます。

でも、後日、新聞で「犀川でお弁当を広げているとトンビが降りてきてそれを奪おうとする」という記事を読み、それから鳥たちにパンを投げるのを止めたのです。

ピーヒョロロ~~と旋回しながら鳴く姿は優雅ですが、さすが猛禽類、近付くと怖いです。

この写真のトンビも羽を広げると1メートルはあるんじゃないでしょうか。

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スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-01-12 16:47:17
コメントを有難う。へぇ、あの野性味の強いトンビがパンを掴みに来ましたか。やっぱり、どの動物も餌には飢えているんですね。お弁当を奪うと云う行為も理解できます。れっきとした猛禽類ですからね。ある時大きなドブネズミとトンビがバトルを繰り広げているのを見たことがあります。ネズミは必死に向かって行きます。足に噛みつくんでしょうね。物凄いバトルです。でも、首筋をくわえられて連れ去られました。写真のトンビはかなりな距離ですからぼけて写っています。相当、大きなトンビだと思います。
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poloさん、今晩は。 (upplain)
2006-01-12 17:38:38
アップした途端、メール入信がありビックリ。有り難うございます。

ところで、NHKの昼のニュースで「杉並区善福寺池にコハクチョウ飛来」を放送していました。

杉並区のHP(http://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=37)にもⅠ月6日スペシャルゲスト飛来のトピックを書いていました。

WEB検索すると、見に行ってる人も多いようで泳いでいる画像も見ることができます。

善福寺池の方が確率は高いですけど、昭島水鳥公園で写せばトピックですね。

是非とも、無理をしないで撮ってください。

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トンビの群れ (anikobe)
2006-01-12 17:41:04
吉野川にトンビの群れがいたことがあるのです。

豆腐やさんが、多分、おからでしょうか、時間を決めていつもばら撒いて与えていたので、その時間になると、沢山集まってきていました。

今は、いろんな問題があって与えなくなったそうですが、その頃は、ずいぶん集まっていたのです。



心配していた歯のほうは、もう大丈夫なようで、良かったですね。
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upplainさん、こんばんは (polo181)
2006-01-12 21:03:32
コメントを有難う。メールの件は何かの間違いではありませんか?私は出しておりませんが。変だなぁ。

善福寺の情報を有難う。明日、天気が保てば行ってきます。ただ、人が多いみたいですね。あれじゃ、ちょっと撮影なんて気分になるかどうか。私が撮りたい絵は、ハクチョウが飛来してまさに着水するその瞬間ですから、成功する確率はとても低いでしょう。でも、急用が無いかぎり行ってきます。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-01-12 21:09:35
コメントを有難う。お陰様で順調に回復しています。ただ、関節のことですから、用心をしています。慢性化すると食事が出来なくなりますから、それは大変なことになってしまいます。おそるおそる、噛む練習をしています。トンビですが、野生が強いので餌付けは出来ないと思っていましたが、雪花菜がよっぽど美味しかったのか、沢山集まって来たんですね。私はそのような場面には出会ったことがありません。明日は、杉並区の善福寺へ行って白鳥を撮影してきます。
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いい画ですね (熊子)
2006-01-12 23:18:06
そうですか、トンビの仲間意識は強いのですね。この枯れ木のトンビは一匹トンビなんでしょうか。なんとなく哀愁があるな。明日は白鳥ウォッチですか。くれぐれも防寒万全に行ってきてね。
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トンビの群れ (じゃこしか)
2006-01-12 23:38:10
 トンビの行動は普段は1羽です。空高くピーヒョロロと輪をえがえて、飛んでいるのを良く見掛けます。しかし鮭やシシャモが溯上する季節になると、この地域のトンビが30羽ほどが、河口や下流に集まって来ます。

 そしてカラスやカモメを共同で追い払っています。ですから川の上空はトンビだけの天下です。



 その様子を一度カメラに納めたいと思いながら、走行中だったり、遠過ぎたりで断念しています。
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最後まで仲間を助けようとしたなんて (あまもり)
2006-01-12 23:55:34
トンビがそんなに情のある鳥だとは思いませんでした。何か胸がキュンとくるようなお話です。人間より仲間思いかもしれない。自分も車に轢かれるかもしれない危険を冒してまで助けようとしているのですから。

丹後半島の伊根では観光船からカモメたちにエサをあげることができます。エサはかっぱえびせん。船の中でエサを買って群がるカモメたちに与えるのですが、その中にトンビもいます。トンビはカモメよりエサ取りが上手で素早かったですね。

そうそう、姫路の浜辺で目の前で見たこともありました。1メートルも離れていない岩の上でじーっと留まっているのです。トンビはぎょろりとあの大きな目で私を一瞥しただけで、知らん顔。まじまじとトンビを眺めていたら、しまいにどこかへ飛んでいってしまいました(笑)
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poloさん、お早うございます。 (upplain)
2006-01-13 09:44:35
メール入信は、コメントの着信のことです。固有名詞を間違えたようです。

今朝も、NHKのニュースで深谷の荒川にコ「ハクチョウ」が沢山来ている・・・とか、新聞には、平塚の金目川に「コハクチョウの幼鳥」飛来なんて書いてあります。

山の池や湖、この寒さのため凍って餌が少ないので平地に来ているのも理由の一つのようです。善福寺池の写真見せてください。

【追記】12日付け朝日新聞夕刊、「マリオン ストリート」欄に晴海通りが特集されていて銀座の再開発のことが少し書いてあります。
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