スケッチブック

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チャセンバイ(茶筅梅)のご紹介

2006-03-16 16:03:41 | 季節
チャセンバイ。私はともかく初めて耳にする名前です。昭和記念公園で開花したのを新聞で読んだと、妻が知らせてくれた。その新聞を引っ張り出して読んでみると、花弁(花びら)が退化してシベ(オシベとメシベ)の方が目立って、その姿が茶筅の形に似ていることから、その名が付いたという。

早速、カメラを担いで出かけた。係員におよその場所を尋ねたところ、「一本しかないので花木園内をよ~く探してください」と言う。「エッ、あの広い場所を探すのか」とちょっとひるんだけれど、園内に入ると居るは居るは、週日だというのに黒山のカメラマンだ。すぐに見付けることができた。なんとも貧弱な木で付けている花もとてもハナとは呼べないほど目立たない。ひとしきり込み合ったが、しばらくすると運良く輪の中に加わることができた。これが今日の”収穫”です。何故花弁が退化したのかとの疑問が残った。花そのものの直径は1センチちょっとです。

下↓の写真がごく普通の梅の花です。随分と違うことがお分かりですよね。


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7 コメント

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チャセンバイ (anikobe)
2006-03-16 17:00:51
名前を聞くのも初めてなら、見るのも初めての、珍しい梅ですね。



花びらが開いてこその梅なのに、退化してしまって、なんだか可哀想な気がしますね。

でもその姿を、茶筌に見立てて、名づけたのも粋な計らい。

それこそ、この梅が、愛でられる梅として多くのカメラマンの目を集めるのですね。



本当に珍しい梅を拝見できました。

有り難うございます。
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茶筅梅ですか (あまもり)
2006-03-16 19:29:35
この梅を見たのも初めてなら、名前を知ったのも初めてです。

ほんと茶筅のようですね。珍しい梅です。

新聞の報道はかなりの効果があるんですね。人だかりで探さなくてもすぐに分かるとは(笑)

珍しい梅を見せていただいてありがとうございました。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-03-16 20:31:43
コメントを有難う。いやぁ、正直言って安心しました。皆さんはよ~くご存じで、知らぬは私だけだったらどうしよう、なんて考えていました。笑 新聞で紹介されるくらいだから、珍しい梅だとは思いました。背丈が3メートルほどの痩せた木で、カメラマンが集まっていないと見付けるのはちょっと難しい。検索でチャセンバイを引っぱると”昭和記念公園”のHPが登場しますよ。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-03-16 20:38:28
コメントを有難う。知識豊かな貴女も知らなかったのだから、私の恐る恐るのご紹介は無駄ではなかったことになります。これがウメなんですから、ビックリです。よほど珍しいのでしょうね、広い庭園に一本しかありませんでした。黒山のカメラマンが居ないと、見つからなかったでしょうね。関東はこれから雨風で荒れるようです。いよいよ春嵐で、季節は確実に一歩前に出たと言えますね。
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茶筅梅 (スイポテ)
2006-03-17 13:42:33
珍しい梅の花ですね。

名前も花の写真も初めてです。

花びらが退化して雄しべが目立つ花姿。

見捨てられずに植え次ぐ人があればこそこうして貴重な花と訪れる人があるのでしょうね。

お茶席の花にでも使われるのでしょうか。

実はなるのかな?

いい名前をもらって大事に育てられ幸せな花ですね。
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スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-03-17 15:06:35
コメントを有難う。そうでした、気が付かなかったけれど、植え次ぐ人がいればこそ、こうして残って行くのですね。なにせ東京ドームが数十個入るほどの広さの中にたった一本しかない珍しい木です。お茶席はどうだろう、実がなるかどうかはただ今電話で問い合わせ中です。電話に出た植物係も知らなくて、これから調べるとのことです。後ほど電話をくれますので、その時点でまたお知らせしますね。
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スポテさん、こんにちは (polo181)
2006-03-17 15:54:06
ただ今昭和記念公園の植物係から電話がありました。それによりますと、これまでに実が成ったことはない。それで植物博士に尋ねたところ仮に成ったとしても他のウメとの交配で純粋なチャセンバイの実がなる可能性は非常に低い。だから、これを増やすには挿し木をするしか手はないので、現在それを検討中であるとのことでした。以上です。
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