スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

自己矛盾の弁明

2010-06-08 10:20:23 | 野鳥観察

端的にご説明いたしましょう
私は猛禽類は好きでないと 以前ブログに書きました
そして今 猛禽類であるオオコノハズクを観察撮影している

さらに つい先だって 鳥の巣は撮影しないと言ったばかりだが
今 こうして オオコノハズクの巣穴を撮影し続けている

大きな二つの自己矛盾に陥っております

これまで私は 猛禽類とはワシタカ科だけだと思いこんでいました
まさかフクロウが猛禽類に属するとは考えて居りませんでした
つまり無知が原因の矛盾でした ご容赦願いたい
小鳥を捕らえて餌とする場合があるから 小鳥を愛するものとしては大いなる敵です
けれど、これから撮影に成功した場合納得されると思いますが 
上の写真で 目がとても可愛くて 
(全体像をお見せできたらお分かり頂けると思いますが) 実に美しい鳥なのです
それに 今はターゲットにする目標物がありません
だから このオオコノハズクを急遽私の課題としたのです

二つ目は、小鳥の巣は撮影しない そっと遠ざかると述べております
にもかかわらず 今まさに野鳥の巣穴を撮影し続けている 大いなる自己矛盾ですね
状況はこうです この巣穴は 地上20m程のところにあります
遮蔽物は何一つありません 私たちは遠く離れた藪の中から撮影を試みております
目的は親鳥の全体像の撮影と 生まれるであろう雛の撮影です
雄は発見されておりまませんが いずれ現れるでしょう その姿を見たい
雌にする給餌も撮影したい 近日中に無線シャッターを入手して
彼らの前から私の存在を確実に隠そうと考えております
以上の配慮をいたしますから どうかご理解下さい

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポージィさん、こんにちは (polo181)
2010-06-09 11:27:56
コメントを有り難う。ちょっと考えればすぐに分かったものを、フクロウ、即ち、森の奥深くに鎮座まします賢者とばかり考えていました。
小鳥を捕らえて食べるのですね。まさしく猛禽です。Hさんに連れられてアオバズクを見たときです。雌が抱卵している樹洞のすぐ目の前で、雄が微動だにせずに見張りを続けている。
尊いものを見た感じがしました。
いやぁ、貴女のコメントの中にピッタリの言葉を発見したました。それは「見せていただく」の部分です。かれらは皆、野性を失わず必要な分しか食べませんね。人間はどうでしょう?
ハトを狙うオオタカにしても、お腹を満たせば、あとは見向きもしないそうです。用不要のけじめがしっかり出来ているのです。私は、これ以降、猛禽は嫌いだとは決して申しません。
彼らをも含めて観察を続けます。示唆に富む多くの言葉を頂きました。お礼を申し上げます。
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serenaさん、こんにちは (polo181)
2010-06-09 11:09:30
コメントを有り難う。食物連鎖があって、食うもの食われるもの入り乱れていて、整理をすれば、ピラミッドの様な形になりますね。人間やライオンはその頂点に立っています。人間と野性との違いは、人間は満腹ですでに肥満であるにもかかわらず、まだその上に食べますね。鳥類の頂点に居る猛禽類は、お腹が空けば食べるけれど、メタボ(メタボリック症候群)にはなりません。必要な量しか食べないからですね。ライオンも同じです。空腹の時しか狩りをしません。そんなことを考えていると、猛禽は嫌いだと云った私は幼稚な状態だったのです。
今日も、御前2時に起きて、フクロウの生態を観察指摘ました。だんだんと分かってきました。彼らにストレスを与えないようにしながら、観察を続けるつもりです。不埒なヤツは、昼間眠っている目を開けさせるために石を投げるそうです。人はそれぞれ違っていて、随分と考えさせられます。
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猛禽類 (ポージィ)
2010-06-09 11:07:46
こんにちは。
ワシやタカの仲間、フクロウの仲間、モズ、これらが猛禽類ですね。

人間なんて矛盾だらけの生き物です。
poloさんの挙げていらっしゃる矛盾、ご自分の矛盾に気づいておられる
ということがすでに気づかずにいる多くの人より先んじておられるということに
なる気がします。そうして、できるだけ鳥たちに負担をかけないように
彼らの生活を見せてもらい撮らせてもらおうと最大の努力をなさっているのですから。
ここでこうして見せていただいて楽しんでいる私たちもちゃんと意識
しなくちゃいけないことだと思います。

食物連鎖については、地球上に生きる生物の宿命ですね。
他者の命をいただかずには何者も生きていけない仕組みになっています。
「いただきます」は、言葉の重さをかみ締めながら口にしないと、と思っています。
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特別矛盾とも考えませんでしたが・・ (serena)
2010-06-08 23:08:28
要は鳥たちの人生(?)の打撃を与えないことでしょう?
猛禽類は小鳥たちを食べるけれど、小鳥たちだって蝶や他の昆虫を食べるわけだし、そういう差別は考え物ですね。私たち人間だって色々他の生物の命を戴いているわけなので。

それほど気遣っての撮影なので、私は心配していませんが、無知無謀なバーダーたちもいることだしそういう人たちにこの巣が見つけられないことを祈ってます。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2010-06-08 22:20:41
コメントを有り難う。そう、ストロボを使わないから、ISOを6400にまで上げます。銜えてマイナス補正を-1まで下げます。これで、上のような写真が撮れます。
そう、私の姿を完全に隠すには無線シャッターが必要になるのです。オオコノハズクの立ち姿を是非皆様にお見せしたいと思っております。本当に可愛いです。そう!私も知りませんでした。立派な猛禽類だそうです。
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言われてみれば~ (花ぐるま)
2010-06-08 21:39:33
2大矛盾点???
でもストロボをたかないで撮るって大変なことでしょう。
ISOをうんとあげるのでしょうか?

そしてpoloさん自身の身を隠すために無線
シャッター成るものを使われるとか。

鳥さんもjきっと恩返しをしてくれることでしょう。poloさんの愛情溢れる鳥さんへの想い。
きっと伝わることでしょう。

フクロウは猛禽類だったんですね。
初めて知りました。
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おみやさん、こんばんは (polo181)
2010-06-08 21:17:24
コメントを有り難う。カメラには迷彩服を被せて、無線シャッターで身を隠す。それくらい気を遣わないと、雌が巣を放棄するおそれがあるのですよ。原因はつかめておりませんが、あのスズメですら、徐々に数を減らしているらしい。今、野鳥を助けなければ、可愛い声の囀りが聞かれない世界となってしまいますね。
野鳥は、ただ撮ればよいと云うものではないと思います。
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無線シャツター (おみや)
2010-06-08 21:05:15
こんばんわ
無線シャツターが50m離れていてもシャツターが切れると聞いて、そこまで気を使っていらっしゃるpoloさんの真摯な態度に感心しました。
鳥達に少しでもストレスを与えないように
考えておられるのですね。
これから鳥を見させていただくとき、poloさんの様子を考えて見させて頂きます。
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kogamoさん、こんばんは (polo181)
2010-06-08 20:25:16
コメントを有り難う。自己矛盾を責めるのではなくて、逆に誉められて、とても嬉しいです。
野鳥にとっては、人間は邪魔者でしょうから、姿を隠した方が良いと思いますし、この観察は今月一杯続くと思いますから、なるべく鳥たちにストレスを与えたくありません。
無線シャッターとは、カメラから最大50mまで離れてシャッターを切ることが出来るものです。ワンタッチで開くシールドテントがあります。野鳥の会で推奨しております。いずれ、独り占めのヤマセミを撮るときは必要になりますから、近々買うつもりで居ります。
きわめて好意的なコメントを頂いて、恐縮しております。
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korekoreさん、こんばんは (polo181)
2010-06-08 20:18:18
コメントを有り難う。無線シャッターを使うと、カメラから50mまで離れることができます。カメラにカムフラジューを施し、私は隠れていれば、鳥を驚かせないで済みますね。
いいえ、貴女はそのような不届きものではありません。私の場合は長期戦ですから、カメラも隠し、私も隠れなければなりません。
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無線シャッター? (kogamo)
2010-06-08 18:31:46
素晴らしい心構えに脱帽です。
バーダーの皆さん全部が、poloさんのような配慮を持って行動すると良いのですが。

無線シャッターって何ですか?離れた場所からでもシャッターが自由に切れるのでしょうか。
私の知り合いで、鳥好きが凝って、迷彩柄の鳥の撮影用テントまで購入しました。
poloさんはすでにお持ちかもわかりませんが、
中で椅子に座ってチャンスを待っているようです(笑)
いつも撮影状況をきちんと説明されて、真面目に取り組まれていらっしゃることがよくわかります。状況を思い浮かべながら見させて頂いております。
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真摯に撮影態度 (korekore)
2010-06-08 17:16:26
ほんとに完璧主義者なんですね。
脱帽です。
無線シャッターまでとは・・・
私なんて、polo様の100万分の1にも満たない不届者のような気がしてきました。

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