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気味の悪いソバ屋

2007-06-11 17:49:13 | 人生

これがハナショウブです。
両脇に黄色い斑紋が見られますね。ここが特徴です。このことさえ
押さえておけば、少なくともカキツバタやアヤメと区別ができると言うわけです。
実際、どの地方でもアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの順に咲きます。
関東ではもはやハナショウブしか見ることができません。
他の花期は終わっています。

青梅市(おうめ)は東京の奥座敷と呼んで良いでしょう。
緑に包まれたそれはそれは静かな街です。
今日訪ねた吹上菖蒲園はその一角にあります。
水湿地を好む植物だからまるで田圃のよう。
オタマジャクシがヒラヒラと動きカエルが鳴いていた。

妻と二人で外出すると、昼時には必ず蕎麦かうどんとなる。
くねくねと田舎道を走ってくる時にすでに立ち寄るべきソバ屋を見付けておいた。
久々のキャンパーでの外出だったのでナビに記憶させておいた。
ノレンをくぐって踏み入れると自動ドアーが開く。
「おや、この店構えで自動とは」と少しばかり驚く。
店内には照明がなくてちょっと薄暗い感じがした。
他にだれも客が居なかったので一番奥の席に着いた。
厨房が丸見えの場所だ。主の性格を如実に表すように雑然としている。
「イラッシャイマセ」と蚊の鳴くような声でボソボソと言った。
中年の女性で、普段着のままだ。どうやら夫婦で賄っているようだ。
椅子はまるで保育園児が座るような背もたれが直角のとても窮屈なもの。
黒塗りのテーブルは塗料が剥げ落ちていて、なんだかみすぼらしい。
店を出るときの「有り難う御座いました」の声もかすかに届いたほどだった。

以前にも書いたけれど、どのような商売であれ、「ゆるぎない快活さ」がなければ、成功はしない。
知らず知らずの内に自分をみすぼらしい方向へと追いやってしまうのだ。
たったそれだけのことを知ってくれれば、まだまだあの店は再建可能で、千客万来となるだろう。

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スイポテさん、こんばんは (polo181)
2007-06-16 21:47:28
コメントを有難う。そうそう、私はそれを言いたかったのです。せっかく商売をしているのだから、客を大切にしないと駄目じゃないかと言いたいのです。本当に、もったいないですよね。知っている人なら教えて上げたい。そうすれば、お客がドンドン入って繁盛するでしょうに。そうです、ハナショウブは黄色がキーポイントです。それさえ覚えておけば、あとは簡単ですよ。
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流行らない蕎麦屋さん。 (スイポテ)
2007-06-16 17:03:53
商売、しかも客商売をしながら活気がない、元気のない応対をされれば美味しいものも値打ち半減ですね。
もったいない話です。
なぜ自分達のお店が繁盛しないのか本人には判ってないんでしょうね。
お蕎麦は美味しいのならサービスとは?を学んで欲しいものです。

花菖蒲、黄色が目印なんですね。
覚えておきます。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2007-06-12 16:47:33
コメントを有難う。へぇ、水に浸かったショウブでしたか。栽培の仕方が随分と違いがあるんですね。こちらのは、畑と水田の中間という感じです。
いやぁ、驚きましたよ。今どきあのような無口な人が店を切り盛りするとは。テンプラの味もたれも美味しかったですよ。欲がないのかなぁ。それにしても、店を改装したいでしょう。備品だって古いから取り替えたくないのかなぁ。他人事ながら心配になりました。老夫婦ではなくて、中年夫婦ですよ。まだまだ働かないと隠居はできないでしょうに。
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池ではないのですね (あまもり)
2007-06-12 15:36:24
城北菖蒲園は池の中に花菖蒲が植えられていたので、菖蒲畑ではなく菖蒲池でした。
でも今考えてみると、ここ吹上菖蒲園のように地植えではなく、株ごとに鉢植えだったような気もしてきました。ん~、でもあやふや。来年はちゃんと確認してきます。
気味の悪いソバ屋。
服を脱いで風呂に入れだの、身体をふやけさせろだのと言われませんでしたか?
あっ、あれは宮沢賢治の「注文の多い料理店」でした。
味が良いのに惜しいですね。
売り上げを伸ばすことは考えてないのでしょうね。
それでも観光地に向かう道路に面しているので、通りすがりの客は入る。一見さん専門。
老夫婦だけなら充分に食べていけるだけの商売は成り立っているのかもしれませんね。
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紫陽花さん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 22:26:28
コメントを有難う。ハナショウブは今を盛と咲いていました。花見客も多くいて、みなお弁当を楽しんでいるようでした。折角のお蕎麦が、あれじゃ泣きますよ。先日、鎌倉の長谷寺の近くでお蕎麦屋にはいったのですが、それこそ大入り満員。働く人たちに活気がありました。あの、中年夫婦も早く気が付いて繁盛すれば良いのになぁと思っています。
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花菖蒲 (紫陽花)
2007-06-11 22:00:11
凄い数の花菖蒲綺麗だったでしょう。幸せになれますね。お蕎麦屋さん美味しいお蕎麦勿体無いね。早く気がついてくれるといいですね。
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serenaさん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 21:57:33
コメントを有難う。私の話が面白かったですか。
キツネの好きなお揚げさんはなかったけれど、テンプラが沢山あったので、あの二人はこんこんキツネ?
お蕎麦もテンプラも小鉢も全部平らげたけれど、妻も私も腹痛もないから、多分もう安全なのでしょう。
でも、二度とあそこには行かない!
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お蕎麦屋さんの話 (serena)
2007-06-11 21:22:18
面白かったです。
多分狐に騙されたのでは???
自動ドアで安心させておいて。。。
食べさせるお蕎麦は、実は。。というところで止めておきましょう。
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おみやさん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 21:16:30
コメントを有難う。接客商売なのに、横柄で無愛想。これはもう絶望的ですね。信州でもありましたか。今日は折角の”お花見”に傷が付きました。それはもう良いとして、あの店がいつまで続くのだろうと、他人事ながら心配になりましたよ。知り合いなら一言注意をしてあげるのだけれど。。
ハナショウブだけ頭に入れておけば、残りは楽ですよ。全部一度に覚えようとするとこんがらがってしまいますね。
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Lunaさん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 21:10:34
コメントを有難う。知らない土地では、外から眺めた店の雰囲気で入りますよね。ところが、中に入ってがっかりすることが、ままあります。水とおしぼりを出されると、もう”囚われの身”ということです。
今日のお店では、店の”オカミ”が悪かった。もう少し愛想良く接しないと客は逃げますね。二度と入らないでしょう。
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横浜のおーちゃん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 21:05:24
コメントを有難う。おーちゃんの様に、いつも快活だとまさしく千客万来!そのことをあの夫婦に教えてあげたいけれど、なんとか自分で気が付いて欲しいですよ。成功するかどうかは、ちょっとした工夫なんですよね。まったく惜しいなぁ。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2007-06-11 21:01:44
コメントを有難う。返信が遅れました。
お蕎麦の味はまぁまぁだったですよ。あれなら、もう少し小綺麗で愛想良くすれば、すぐに繁盛すると思いました。
その通り!入ってしまうと出るには出られないし困りますよね。
青梅までは立川から直通電車が出ていますから住み良いですが、それより上流となると大変でしょうね。でも、みんな我慢して住んでいます。住めばみやこと言いますからね。
いいえ、もうこれ以上は先へは行きません。雨期に入る前にハナショウブを見たかったのですよ。
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お蕎麦屋さん (おみや)
2007-06-11 20:52:10
お花見物にお出かけになって折角の昼食が残念でしたね。信州に出かけた時にそんな経験がありました。
看板倒しでおそばの味は素人なみでした。接客態度にも気分が悪かったです。
もう二度と行くことはありません。

ハナショウブの見方、覚えておきます。その花の時期になると混乱してました。
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他の客がいないと・・ (Luna)
2007-06-11 20:20:37
出かけた先で見かけでしか判断できなくて入って
みたけれど・・・ってことよくあります。
他にお客がいなくて「どーしてこの時間に?」って
思っても出るわけにいかなくて、美味しくないものが
もっと不味く感じてがっかりします。

花ショウブの憶え方しっかり頭に入れておかなくては。
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花より団子 (横浜のおーちゃん)
2007-06-11 20:05:53
折角きれいな花を見たのに、お昼が楽しくなかったのは残念ですね。
poloさんのおっしゃることに気づいて、いつか千客万来の店になって欲しいですね。
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おそばの味は? (花ぐるま)
2007-06-11 18:15:47
と聞くまでも無いことですが、・・・なんでしょうね。
お店の中に入らないと分からない雰囲気ってありますね。
私も東北のほうでお蕎麦屋さんへ入ってしまってお客は他に誰もいなくて帰りたいけれど帰れない、お店の中はね。
poloさんのp気持ちは良く分かります。
私は3年前まで青梅にはよく行きました~
多摩川源流歩きでいつも通っていたからです。
自然環境はいいけれど住むには大変なところだなあという記憶があります。(青梅のもっと上の方)
これかrもっと先へ進まれるのでしょうか。
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