超老人3名が高級フランス料理屋で会見して なにやら生臭いことを話し合ったらしい
政界再編の起爆剤となるべく第三の勢力を結集するのだと噂されている
老い先短く 口ばっかりの連中に何が出来るというのか
日本は現在まさに太平洋戦争終戦直後に匹敵する「国難」に直面しているのは誰もが認めるところだろう
日本全体の債務残高は1200兆に迫ろうとしていて これを国民一人あたりに換算すると931万円となる
GDPの280%にもなり ちなみにあのギリシャの場合は180%にとどまっている
なのに何故大騒ぎにならないかと言えば①債務の95%が日本国内で消化されていて外国には5%しか流れていない
②先進主要国の消費税は概ね20%であるにもかかわらず我が国はまだ5%に止まっている
つまり まだまだ消費税を上げる余地がたくさんあると見なしているからなのだ
しかし考えてみてください仮に 今回の「社会保障と税の一体改革」が成立して10%への引き上げに成功した
としても その5%分に相当する税収は順調に行っても12兆円の増収になるにすぎない
毎年 予算の半分を国債に頼っているから 計算上 それでも36兆円が足りないことになる
結局は この不足する分を国債発行によって賄うことになるのだ 借金地獄から到底脱出できない
では 消費税をいくらにすれば良いのかとの議論になるが 計算上は25%にまで上げればよい
北欧のスエーデン デンマーク ノールウエーはほぼ揃って25%となっている
しかし これらの国では医療費 教育費 老後の生活などすべてが無料となっている高福祉国家だ
日本とは事情が違う ではあるけれど 「国難」を救うには増税へと第一歩を踏み出さなければならない
消費税値上げ反対の小沢一派 いや増税の前に総選挙だという自民党ら野党は不見識極まりない
公務員の給与カット 国会議員の削減などの歳出縮小は大いにやるべきことだが 実現には大いに時間がかかる
いま そのような時間的余裕がないのが実態なのだ
もちろん 景気浮揚策による歳入アップ 少子高齢化にストップをかけるなど本来的な解決策はやらねばならない
いま 実行に時間がかかる民主主義は制度疲労を発症していると言わねばならない 強いリーダーシップが欲しい
最後に ジョン エフ ケネディ元アメリカ大統領の言葉を掲げたい
曰く Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country
意味は: あなたの国があなたのために何が出来るかを求めないでください
それよりも あなたがあなたの国のために何が出来るかを考えてください
デジブック 『私と縁のあった鳥達 2』