スケッチブック

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武蔵野の樹木を守る

2005-12-12 10:30:47 | 社会
アカマツの古木。風雪の季節が近い。幹の高いところにまず布を巻いて、そのさらに上に垂木を並べて木肌を痛めないようにしてからワイヤーで縛ってある。丈夫なワイヤーを三方に引っぱって倒木を防いでいる。画像をクリックしてください

最近あちらこちらで見る光景だ。これは日本庭園の茶室の前に立つカエデの古木だけれど、全身が温かそうな「衣服」で覆われている。来春の芽吹きを待つのだという。ここまで手を加えてでも、樹木を守ろうとする人たちがいる。

ところどころにロープを張って立ち入りを禁止している。芝生や苗木の養生中だ。この森林の中を歩くと、人々の優しい気配りを感じる。




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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
poloさんこんにちは (じゃこしか)
2005-12-12 14:17:09
 いずれの樹木も年数を経た古木ばかりで、とても心が惹かれました。それぞれの古木の佇まいから、地元の関係者の慈しみ方が窺われます。

 おそらく広くて、住民に親しまれている良い公園なんでしょうね。思い切り歩いてみたいです。
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自然の景観を守る (anikobe)
2005-12-12 14:38:20
このようにして、樹木の養生に気配りをしながら大切に保護されて、私たち見るものを楽しませてくれると同時に、樹木そのものを手厚く扱っているのですね。

寒い地方を旅行した時など、宿の庭園に丁寧な雪吊を見ますが、公のところでの養生は、地区単位で、いかに自然を大切にする施策を執っているか分かりますね。
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2005-12-12 20:47:01
コメントを有難う。武蔵野の森はかつては、私の目測で少なくとも50キロはつづいて居たと思います。それが、道路や集落によって寸断されてしまいました。ところどころにこのようにまとまった森が残っています。それに手を加えて国営公園にしたのでした。入園料が一回400円と高いですが、私は年間スルーパスと買って度々訪れています。前にも書きましたが、バー君と歩いた道はどうしても歩くことができません。ですから、ここが私の運動の場所となっているのです。樹木が大切にされているのがとても好きです。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2005-12-12 20:56:19
コメントを有難う。何度も何度も訪れていますが、彼等管理者は樹木をとても大切に扱っています。ボランティアの案内人があちらこちらに立っていて案内すると同時に、見張りをしています。ですから、隅々まで綺麗で草木を痛めることはありません。年間スルーパスを買ったのが10月でした。それからすでに六回も入園しています。今夜は、イルミネーションを撮影しに行って来ました。このような世界に誇れる公園を日本の各地に作ると良いと思います。都合10回は行っているでしょうが、まだまだ全部は見ておりません。しかも無数の樹木がありますから、絶えず表情を変えています。飽きないですよ。
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イルミネーション (anikobe)
2005-12-12 22:21:10
それは楽しみですね。

こちらの団地でも家ごとに電飾のしているところがあるそうなので、少し寒さが落ち着いたら、行ってみようと思っています。
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木々が元気になりますように (熊子)
2005-12-12 23:23:05
きっとここまで守っていてくれますから、元気になりますよね。樹医の方で女の方の活躍をTVで見ました。木に耳を当てて会話です。自然の森では新旧交代は過酷な事実として受け止められますが、公園の木々には人の手が入っても元気になってほしい。それが木々を移植した人の責任でもあると思います。
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anikobeさん、こんにちは (polo181)
2005-12-13 11:17:24
再度のコメントを有難う。家々で電飾を楽しむ人が増えてきましたね。街が明るく綺麗になるから大歓迎です。宗教的にクリスマスは日本に無関係じゃないかなんて、難しいことは云わずに、着飾って楽しむことは奨励したい。私が見てきたのは公園のイルミネーションです。これから、アップの準備をします。よろしくね。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2005-12-13 11:21:23
コメントを有難う。まさにそうですね。自然の森では、新旧交代はごく当たり前のように行われます。ここでは、人手が加わっていますから、その意味でちょっと違います。職員とボランティアが一体となって、樹木を守っています。私は、散歩道として使っているので、それはとても結構なことだと思っています。
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大事に大事に保護されて (あまもり)
2005-12-13 11:39:29
いつか明治神宮だったかどうか忘れてしまいましたが、古い大木が保護されている写真もありましたね。

木々を大切にするというのはとてもいいことだと思います。

ちょっと外れますけど、テレビで去年、里に下りてきた熊に農作物が荒らされたドキュメントをしていました。その農家の方は最初はとんでもないことをする熊に腹が立っていたのですが、熊が身の危険を冒してまで里に下りてくるのはエサになる木の実が少ないからだと気づいてから、ドングリ等の木の実を山に撒くようにしたそうです。

去年、沢山の月の輪熊が里で殺されて随分と数が減ったそうです。今年は木の実が豊富なのか下りては来ないらしい。熊だって生きるのに必死なんですよね。人間は自然を破壊して生きてきた動物で、自然界が悲鳴をあげている時にこそ手をさしのべるぐらいの優しは欲しいものです。

このpoloさんの記事でそんなことを思い出しました。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2005-12-13 12:49:45
コメントを有難う。しばらくお留守だったので心配しておりました。元気でなによりです。記憶力抜群ですね。以前にも衣を纏った古木を掲載しました。全く同感ですよ。人間の側が動物の領域を侵しているのだから、そのことを常に肝に銘ずべきです。餌の少ない年は、山中に餌を撒いてあげるくらいの暖かさがあってしかるべきです。猟銃や罠で駆除するなんて発想は傲慢というものです。あくまでも、根底にあるのは、共存の一言だと思います。
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