ピロソピア愛知

幼年期のピロソピーかんがえる

チョウの一生 概略 / 乳幼児期の「自然を観る」から「神道(しんとう)は純粋哲学」に気付いて行く

2013-04-30 | 鱗翅目 チョウ・ガのなかま


一般的に家の近くでみられる、キアゲハチョウの成長過程(完全変態)、一世代の概略です。



成長にかかる日数等は、季節や環境、蝶のつごうなど条件によって、大幅にかわってきます。


キアゲハ なつの せいちょう

● タマゴ  はるになり、冬ごししていたサナギが羽化して成虫になります。その成虫が、食草にタマゴをうみます。
翅をパタパタはばたかせ、腹をクイーと曲げて、おもに葉っぱの表にタマゴをうんでいる姿がみられます。

● うまれたてのタマゴは、うすいタマゴ色、直径(ちょっけい)1・3ミリほどの球形(きゅうけい)をしています。
ちいさいちいさ~い真珠みたいです。→おとなのかんせい・

    3~4日

● フ化して1齢(いちれい)幼虫に。 体長(たいちょう)2~4ミリほど。

トリのフンの模様(もよう)がでています。擬態(ぎたい)ですが、葉っぱの上についた土に見えたり、食痕や、食痕からうかがえる地面の土であったり、光りにとけこみ影にも見えるなどの、保護色(ほごしょく)にもなっています。

    3~4日

脱皮(だっぴ)のじゅんびのため、数時間~1日ジッとしていてうごかなくなります。その間はエサがしおれていても取りかえないでそっとしておこう。脱皮にしっぱいすると、しんでしまいます。 

  だっぴして2齢幼虫に。 トリのフンの模様・形がはっきりしてきます。

    4~5日

  だっぴして3齢幼虫に。 トリのフン様。

    4~5日

  だっぴして4齢幼虫に。 みどり、くろ、オレンジ、しろ、の擬態(ぎたい)、そして保護色(ほごしょく)様にもなります。また、何匹か見ていくうちに模様の違いにきづきます。 

    4~5日

  だっぴして5齢・終齢(しゅうれい)幼虫に。 保護色になります。
ハデハデカラフルゥル~ めだつぅ― これがホゴショク? それがそうなのですよ~ 自然の中でみてみよう。

    6~8日 

「オ~イオイまだたべるのかぁ」 「 どうぞどうぞ しっかりたべてね」
9日、~11日、~13日 デカぁ~~ プリンプリはちきれるぅ~~ だいじょうぶ?~~ 

たいてい♀です。卵を産むという大役がありますからね。

 
  やがて、餌を食べなくなり、ジーとして動かなくなります。サナギになるための準備に入りました。

  これまでのフンは、湿っぽいがポロポロ状のかたまりでした。
  幼虫時代の最後は、「gyo! げりしたあー!」のような、水様のフンをします。
  フンのあとしばらく休むと、今までいた所をはなれて、サナギになる場所をさがしあるきまわります。

  行方不明にならないように、最初は、適宜、飼育ケースや虫かごを利用すると良いかもしれません。

  その中にサナギになるための止り木・支柱として割りばしや小枝などをたてておきます。が、
  フタの裏などに止まることが多いですね。ほぼ、全頭?

  その間は手をかけないで見守りましょう。
  

● 前蛹(ぜんよう)になります。

    1日

● 脱皮(だっぴ)をして、サナギになります。

    9~13日

● 〔夏型〕 羽化して、成虫になります。 成虫になってのち、20日ほど生き、この間に交尾(こうび)をし、産卵(さんらん)します。



* 春から秋までの1シーズンに3~5世代発生をくりかえします。
  タマゴ、幼虫、サナギ、成虫(完全変態)になって死ぬまでが、1世代です。夏季で60日~70日位です。

* 〔春型〕 シーズン最後の幼虫はサナギまで成長します。そして、サナギのまま冬ごしして、次の年の春に羽化し成虫となりタマゴをうみ、命をつないでいきます。



* キアゲハも、人家周辺でごく普通に見られる他のアゲハ類も、成長にかかる日数等に大差はないようです。条件によって異なってくる程度の差です。

チョウガは、似たようなもののグループ、蝶の仲間である鱗翅目ですね。中には特殊なものもいるだろう~ 
が、チョウ目・鱗翅目の仲間であることには違いない。ですね。だから、なにかとにかよっている。



ナミアゲハをそだてるときはキアゲハも参考に、その反対も参考にして二種を比べてみましょう。

また、自分でも飼えるようになると、ほかのチョウや色いろな生き物も同時に飼うようにもなります~。
――「もう、かっているよ~!」

それらとも比較し、おなじところ、ちがうところ、にきづいていこう―。

 

 *「虫を自然の一つとして大きく捉える」観察を見落としがちになります。留意しましょう。

 

■ 乳幼児期より自然観察を通して、考察し(知らしめられ)・発見し(認識化)・驚愕・歓喜する。人は、そうした日々の繰り返しの中で人間本来の成長していく。

 【生物は分類できる】観察し考え、見つけ、驚き、歓び、次なる疑問を抱き、思考しまた観察しと、生物の分類より、それら存在するものがそれぞれ集合し、その集合体が、そのまた一つのものに統合収斂されている自然の仕組みに、自分自身の意思で自分自身が気付いていこう―。

 
そして、その自然の奥に潜んでいるもの・摂理(自然は隠れることを好むという古代ギリシャの哲学者ヘラクレートス)に気付き=自らは動かずして他者を動かす、森羅万象を司る『不動の動者』の存在(アリストテレス)に気付き、『洞窟』を脱した世界がイデア界であるというイデア思想(ソクラテス・プラトン)に気付き、ある・存在概念(ソクラテス)に気付き=大和魂・葉隠れ思想等から縄文文化に遡り、辿り着く日本の思惟思想・哲学の流れに気付こう。

これらは悉く純粋哲学です。

つまり、大和魂・葉隠れ思想等を包含する神道(しんとう)は純粋哲学であるということです。

 

それら一つ一つに、パッ!と閃光を受けハッと気付く! パハッ! パハッ! と自力で気付いていきましょう。



まずは、飼えそうなもの1種類からはじめましょう~~