月日はパーフォレーション。

日々のつれづれ。駄文、音楽・映画の感想など。

HOPE。

2016-05-12 22:29:18 | Weblog
想いを形にするために、自分の願望を思い描くこと。

何もかも思う通りにはいかないけれど、それなりに満たされた日々。
同じことを繰り返し続けながら、1日1日が過ぎていくなかで、
もっとこうしたいとか、こうだったらいいのにという望みを抱き、
それを叶えるために、生きていくのだと最近思う。

満たされているとはいえ、自分のこともままならず、人のためにできる事も見い出せず。
「希望」という意味を持つHOPE。
境遇によって、「希望」という言葉の持つ意味は違ってくると思う。

昨日観た映画「レヴェナント:蘇えりし者」の影響。
レオ演じるグラスが居るのは、絶望の淵。「復讐心」につき動かされ、敵を追い詰めて、
「希望」を失わない彼は、ラストでああいう選択をしたのでは。
「命」を失っても、愛のあった日々、愛した人に包まれているような人物。

漠然とした、幸せへの憧れ。未来へ抱く期待。現実と夢のギャップ。
想像をひろげること、理想を抱くこと。

意思と意志。どちらも大切にしたい。
希望とは、自分で生み出せる一番大きな創造(想像)物。

映画「レヴェナント:蘇えりし者」を観た。

2016-05-12 00:59:10 | 映画館で鑑賞
正直、あんなにグロテスクだとは思わなかったのだけど。。。R15+なのも仕方ない。
復讐することがわかっていながら観ているから、死ぬわけないのだけど、
何度も何度も瀕死の状態に陥り、レオに絡んだ人物や馬までも次々死んでいく。

人は護られるか、追われるか。そんなテーマに感じた。
熊に襲われたレオがラストの展開で暗喩だったのかと感じるところなど、輪廻を感じるし、
「バベル」の監督イニャリトゥ独特の世界観だなと。
シンプルにそぎ落とした凄みはあるけど、そんなに護られなくても。。。と感じてしまう。

息子を殺した奴とは、地に足がついている者同士なのかもしれない。
それでも、生き方に大きな差がある。レオは、結局最後まで「正義」なのだ。
そうじゃないと話が構築できないのかもしれないけど、極端すぎるように感じた。

自分のために生きるのか、他人のために生きるのか。
身を護るために熊を殺して、小熊がいて。。。そんな輪廻。
失ったものは決して戻ってこない。
大自然の中では人の存在などちっぽけで、と言いたいところだが、
あまりにもレオが強いので、それがかすんでしまっているような。

あまりにもグロテスクなので、冷静に観られたかもしれない。坂本龍一の音楽も重くてよかった。
アメリカの大自然を堪能する感じで観たほうが正解かもしれない。