今日は小樽をうろうろしてきました。
んで、小樽観光案内所のすぐ側にある小樽市総合博物館の運河館へ。
小樽の総合博物館は、旧小樽交通記念館から引き継いだ本館と、こちらの小樽の産業史を展示した運河館とがあります。
別の建物なので、それぞれ入場料がかかりますが二日間有効の二館共通券があります。
両方を回るならこちらの共通券を買うのがオススメです。
こちらの運河館には、ニシン漁にまつわる史料や古民具などに混じって、わずかながらもオタモイ遊園地の資料も展示されています。
当時のパンフレットやチラシ、写真を使ったポストカードなどが展示されていました。
オタモイ遊園地については、以前のブログなどを参考にしてください。
【断崖に浮かぶ幻の遊園地を追え!】
当時のチラシ。
「蛇の目」というのは、オタモイ遊園地を建設した加藤秋太郎が経営していたお寿司屋さんだそうです。
竜宮閣のはっぴ。
従業員のユニフォームだったんでしょうか?
襟に「おた」「もい」ってあるのが、なんかカワイイです。
民間の施設で、かつ戦後のゴタゴタで潰れてしまった遊園地なので、きっと資料も少ないんだと思います。
それを、こうやって博物館に展示して公開してもらえるというのは、大変ありがたいです。
博物館でオタモイ遊園地を堪能した我々は、隣の小樽観光案内所でお土産探し。
オタモイ遊園地を描いたポストカードと、昭和11年の小樽の鳥瞰図を元にしたレプリカも購入。
昭和11年といえば……すでにオタモイ遊園地があったはずです。
もしかすると、この鳥瞰図にも載っているかもと思い、探してみると……あった!
この写真では分かりづらいですが、確かに「オタモイ」とあって、あの特徴的な建物が海岸からせり出すように建っています。
この発見で、すっかりテンションが上がった我々は意気揚々とレジへ。
するとレジの方と、オタモイ遊園地についてお話を機会がありました。
そして、なんと博物館に寄贈されたオタモイ遊園地の映像を館内のテレビで見せていただけることに!
この映像は昭和11年、開演当初のオタモイ遊園地を撮したもので、昨年博物館に寄贈されたものです。
【『オタモイ遊園地』開園当初の貴重な映像 博物館に寄贈】
ネットでも一部が公開されていますが、我々はフルバージョンを見せていただけました。
動くオタモイ遊園地の絢爛豪華な姿に我々は興奮しっぱなし。
そんな我々をどう思ったのか(?)、さらに博物館で公開されている資料のコピーも見せていただけました。
うわっ、こんな間近で見られるなんて!
写真のポストカードです。
オタモイ遊園地のパンフレットです。
(このパンフレットはオタモイ海岸の側にある案内板にも使われています)
こんな素晴らしい経験をできて、我々はとっても嬉しかったです。
そして、わざわざ公開してくださった観光案内所のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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