を記します。
マリヤが身ごもった事を知った夫ヨセフは、
この事を思い巡らしていた。その時、主の使い
が夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ。恐れないで、あなたの妻
マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているのは
聖霊によるのです。
マリヤは男の子を生みます。その名をイエスと
つけなさい。この方こそ、ご自分の民を、その
罪から救って下さるのです。…」
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子
を生む。その名はインマヌエルと呼ばれる。
(訳すと、神は私たちと共におられる、と言う
意味である)」
ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられ
た通りにし、その妻を迎え入れた。(マタイ1-20ー)
その頃、全世界の住民登録をせよという勅令
がローマ皇帝アウグストから出た。それで、
人々は皆、登録のために、それぞれ自分の故郷
に向かって行った。
ヨセフもガリラヤの町ナザレからユダヤの町
ベツレヘムと言うダビデの町へ上って行った。
彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので
身重になっている、いいなずけの妻マリヤも
一緒に登録するためであった。
ところが、彼らが、そこにいる間にマリヤは
月が満ちて、男の初子を産んだ。それで、布に
くるんで、飼い葉桶に寝かせた。
宿場には彼らのいる場所がなかったからである
さて、この土地に、羊飼い達が、野宿で夜番
をしながら羊の群れを見守っていた。
すると、主の使いが彼らの所に来て、主の栄光
が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
御使いは彼らに言った。
「私はこの民全体の為の、素晴らしい喜びを知
らせに来たのです。
今日、ダビデの町で、あなた方のために救い主
が、お生まれになりました。この方こそ
主キリストです。
あなた方は布にくるまって飼い葉桶に寝ておら
れる、みどりごを見付けます。これがあなた方の為のしるしです。」
すると、たちまち、多くの軍勢が現れて、神を
賛美して言った。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように
地の上に平和が、御心にかなう人にある様に
」
御使い達が、彼らを離れて天に帰った時、
羊飼い達は、互いに話し合った。
「さあ、ベツレヘムに行って、主が私達に知ら
せて下さった、この出来事を見て来よう。」
そして急いで行って、マリヤとヨセフと、
飼い葉桶に寝ておられる、みどりごを探し当て
た。それを見た時、羊飼い達は、この幼子に
ついて告げられた事を知らせた。
それを聞いた人たちは、みな、羊飼いの話した
事に驚いた。しかし、マリヤは、これらの事を
すべて心に納めて、思い巡らしていた。
(ルカ2ー1~19)
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もうすぐクリスマス、キリスト教会へ行って
みませんか?
教会にいる人々は、そこらへんのおばさんや
オジサンや、子供達と何ら変わりません。
ただ、心にキリストを宿している人です。
イエス様の誕生によって、西暦はBCとADに
変わります。
BC=Befor Christ (キリスト以前)
AD=Anno Domini (神以降)