「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって…」(第二テモテ3-16)は、聖書とはどの様なものかを語る重要な聖句である。
①聖書は神の霊によって産み出されたものであって、人の作品ではない事を述べている。聖霊は、
人に働きかけ、その人を用いて神の御心を伝える
。その結果、聖書が生まれたのである。
②また、「救いに至る知恵」(15節)を与える書物
である。大自然の中で観察すると偉大さや不思議さを感じ、神の臨在を思う。この様に自然を通して神を感じるのを「一般啓示」という。ところが
自然には罪の赦しや、救いの恵みは伝わって来ない。
これを伝えるのはイエス・キリストである。そして救い主キリストを表しているのは聖書である
。聖書と聖書に記されているキリストによって
神を知る事を「特別啓示」という。だから聖書を
救いに至る書物というのである。
③聖書は人が成長するための書である。(16、17)
聖書を頭で学ぶと知識が増し、心で受け止めると
魂や人格が成長する。この両方が私達には必要である。生活の中で起こってくる出来事の中で、どうしたら良いのか判断に悩むことがあるが、
「自分が学んで確信している所に、いつも留まって」いる事は大切である。み言は、私たちを導く
光である。
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「あなた方は、聖書の中に永遠の命があると思うので、聖書を調べています。しかし、この聖書は
私について証しするものです。」 (ヨハネ5-39)
ここでイエス様が言っておられる聖書は旧約聖書です。(39巻からなる書物です。)
新約聖書は、イエス・キリストの救いについて書かれた(27巻からなる書物です。)
旧新約聖書合わせて、66巻がすべて、イエス・キリストについて証言しています。