静脈弁は静脈だけのもので動脈にはありません。
静脈弁が壊れると下肢静脈瘤を引き起こします。
静脈弁は立っている時に、血液が足の方へ戻るのを防いでいます。この弁が壊れると血液が逆流し、その下にある静脈に血液が溜まってしまいます。
今から6~7年前に、左足が重く、だるく、疲れやすい症状がありました。ネットで調べると、どうも下肢静脈瘤の可能性が高いと思い、その専門のクリニックへ行きました。
血管のエコー検査をしてもらいました。結果、
内側の太い静脈から表層の中くらいの静脈へ血液が逆流している、弁(逆流防止弁)が壊れているとの事。
手術が必要。その手術は弁が壊れた静脈を高周波で焼いて消滅させる方法。
数日後、手術。左足の膝の内側の静脈にカテーテルを入れて、15cmくらの所から数ヶ所焼く、時々、足が温かくなるくらいで、手早く手術は終わりました。後は、歩きと電車で帰宅。
焼いた血管は徐々に体内に吸収される。
その後、順調ですが、今でも、電車の座席や、フカフカの椅子は苦手です。太ももを圧迫しない様に、浅く腰かけて、電車に座っている時は左足首を立てて座っています。
心臓だけでなく、静脈にも弁があるとは、神様の技はすごいですね。