イエスがある村に入られると、マルタと言う女が
喜んで家にお迎えした。彼女にはマリヤと言う妹がいたが、主の足もとにすわって、み言葉に聞き入っていた。
ところがマルタは、色々と、もてなしの為に
気が落ち着かず、身元にきて言った。
「主よ、妹が私だけに、おもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのでしょうか。
私の手伝いをするよう妹におっしゃって下さい」
主は答えて言われた。「マルタ、マルタ、あなたは色々な事を心配して気を使っています。
しかし、どうしても必要な事はわずかです。いや
一つだけです。マリヤは、その良い方を選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません」
(ルカ10-38~)
イエスは過越の祭の6日前にベタニアへ来られた。
……そこに晩餐を用意した。そしてマルタは給仕していた。
マリヤは非常に高価な、純粋なナルドの香油300グラムを取って、イエスの足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。それを弟子の一人が責めたが……
イエスは言われた。「そのままにしておきなさい。マリヤは私の葬りの日の為に、それを取っておこうとしていたのです。」
(ヨハネ12-1~)
マルコの福音書では、同じ記事がツアラトに冒されたシモンの家となっていますが……。
まことに、あなた方に告げます。世界中のどこででも、福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。
(マルコ14ー9)
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マリヤのように、主の足もとで、み言葉を聞き、
教えられ続けて、主との正しい関係が保たれるように。 (岩から出る蜜―蔦田二雄著)
それによって、出てくる結果、行動が異なる。