キリスト教が拡大しつつありましたが、ステパノと言う弟子が議会に引き出され、ユダヤ人により石打の刑で殉教します。その時、サウロは石を投げる人達の服の番をしていました。
サウロはキリスト教を伝統的なユダヤ教に敵対するものとして、キリスト教徒の撲滅に取りかかります。多くのキリスト教徒を逮捕し、投獄、殺害などを行う。更には、シリアのダマスコにいるキリスト教徒をも捕らえようと数人で出掛けます。
ところが、ダマスコへの途中、突然、天からの光が彼らを照らし、彼は地面に倒れます。すると
「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか」との声を聞きます。彼は
「主よ、あなたは、どなたですか」と言うと
「私は、あなたが迫害しているイエスである。
立って町に入りなさい。」と言う声を聞きます。
サウロは立ち上がったが、目が見えなかったので、人々は、彼の手を引いてダマスコへ連れて行った。彼は3日間、目が見えず飲み食いしなかった。
ダマスコにアナニアという弟子がいた。
主は、幻の中で彼に「アナニアよ、サウロという人を訪ねなさい。そこで彼は祈っています。」
しかし、アナニヤは「主よ、私は多くの人から、その人がエルサレムで、あなたの聖徒達に、どんなにひどい事をしたかを聞いています。
彼は、ここでも弟子達を皆、捕縛する権限を祭司達から授けられているのです。」
主は「行きなさい、あの人は私の名を異邦人、王、イスラエルの子孫達に運ぶ選びの器です。」
そこでアナニヤは出かけ、その家に入り、サウロの上に手を置いて
「兄弟サウロ、主イエスが私を遣わされました。あなたの目が見える様になり、聖霊に満たされる為です。」
すると直ちにサウロの目からうろこの様な物が落ちて、目が見える様になった。
彼は立ってバプテスマを受け食事をし元気付けた
パウロは諸会堂で「イエスは神の子である」と伝え始めた。
パウロは逆にユダヤ人から迫害を受ける身になりました。
「我らを前に責めし者、かつて暴したる信仰の道を、今は伝う」(ガラテヤ1-23)
「我は罪人の頭」(Ⅰテモテ1ー15)
「我が今の如くなるは、神の恵み」(Ⅰコリント15-10)
「我にとりて生くるはキリスト、死も又益なり」
(ピリピ1ー21)