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知られざる自転車業界のウラの面が顕わに?

2010-07-09 21:53:44 | 日記
自転車用チャイルドシート、10万台リコール(読売新聞) - goo ニュース

 これは,現在の日本の自転車業界が孕んでいる,一般の消費者にはあまり知られていない問題の1つが現れたものと言えそうである.その部品の実際の製造元が海外であったとすれば,その品質管理に何らかの問題があったのかも…….
 完成車でも部品でも,現在の自転車生産の主力は台湾,アジアに移行している.私の所有する特急形自転車(ロードバイク)も,フレームの発売元はイタリアの名うてのブランドで,製造元はタネを明かせば台湾,主要な構成部品は発売元が日本で,製造元はマレーシア……という具合の,意外なほどの多国籍自転車なのである.                
 そのフレームの製造元は,多分,G社と推定される.このメーカーのカーボン(イタリア語でカルボーニオ)フレームの製造技術は,現在ではヨーロッパの著名なブランドにも一目置かれているほどである.実際に私が乗ってみた限りでは,そんな事はまるで問題ではないと感じさせる品質である.
 しかし低価格,低性能の実用系自転車(いわゆるママチャリの類)のレベルでは,未だ耐久性に難のあるものが相当あるのかも知れない.乗り手の要求度も元来そう高いものではないから…….
 因みに私のロードバイクのイタリア語/英語版の説明書では,こういう子ども用座席の装備は禁止と明記している(当該車種の設計・構造上当然のことだが).