ばれるずBLOG

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ブンカを守るということ

2020年07月19日 18時12分40秒 | 三重県全域
こんばんは、ヅメです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。また新型コロナウィルスの感染者数が増えてきて最近はニュースを見るのも憂鬱になってきました。

さて、そうは言いつつ気晴らしも必要、ということで少し古いですが、津の「あけぼの座」へ観劇に行ってきました。広田ゆうみ+二口大学「眠っちゃいけない子守歌」です。あけぼの座さんも四天王寺スクエアで開催された「OL忠臣蔵」(これも面白かった)以降、3か月近くお休みしていました。

http://akebonoza.net/

座席数は通常の半分、体温チェック、マスク着用、スタッフの方もフェイスシールドを着けて、という若干ものものしい雰囲気でしたが、劇が始まった瞬間、そういったもやもやは全部吹き飛んで、舞台に釘付けになってしまいました。改めて、役者さんって凄いですね。一瞬で空気が変わってしまいます。改めて、再開してくれたことに感謝。

でも、こういった小さな劇場って開ければそれで良い、という訳にはいかないのです。全くの部外者ですが、それ位はわかる。公演収支は真っ赤っかじゃないかな、なんて心配してしまいます。「観客を半分にする」なんて言葉にすれば簡単ですが、劇の支出はほとんど固定費ですから、「満員」にしたところで収入は半分になるはず、ということは利益は…なんて考えてしまいます。客席が半分になっても、芸を半分にすることはできないのです。

それでも、公演を開催したのは「このままでは文化が死んでしまうから」だと思います。これは3月に支配人の油田さんが冒頭の挨拶で言っていた台詞を引用したものです。「文化」なんていうと多少大袈裟で、じゃあ、劇を見に来た私は文化人かい、なんて冗談を言いたくなりますし、普段は私も「芝居小屋に行く」などと言っています。でも、なくらると困るものです。生きていることは出来ますが、



劇が終わった後も暫く「このまま座っていたい…」と思う位でしたが、その後、しっかりアフタトークで笑かしてくれたので、ふんわりと現実世界に戻ることができました。



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