さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

なかよし小鳩組

2006-10-06 00:58:57 | 読書

神様からひと言」に続いて、
萩原浩さんの本を読みましたが、
もう最高!
すっかり大ファンです!!!

吉田伸子さんが、解説の中で、
「 笑いと泣きはセットになってこそ、
 互いが引き立つ、というのが私の持論である。(中略)
 この二冊(←『母恋旅烏』『神様からひと言』はそういう意味で、
 笑いと泣きが、絶妙なバランスで、互いに引き立てあっていた、と思う。」
と書いていらっしゃいますが、
本作でも、笑いと泣きが盛り込まれていて、
電車の中で読んでいても
くすくす笑ったり、
目に涙をためてしまったり
してしました(←かなり怪しい???)。

主人公杉山さん、
メインは彼のお仕事(ヤクザ小鳩組の広報)のお話、
そのほかに離婚した奥さんと娘さんのお話が絡み合って、
展開していきます。
最後には、全ての登場人物が愛おしくなってきてしまいます。

杉山さん、だんだんいい男になっていきます。
乳がんになってしまった元・奥さんに
「俺が保証する。おっぱいなんてなくたって、お前はいいヤツだよ。
 尻がなくたって顔がなくたって、いい女だ」
て声を張りあげて伝えるんです。
これに対する元・奥さんも・・・泣かせます。
通勤電車で、朝からうるうるです。

700円(未満)でこんなにも楽しませてくれる、
本って偉大です。