織田観潮(おだ・かんちょう)『かぐや姫』
(絵本といえどもこの講談社の絵本の絵が余りにも素晴らしいので、ネットで何冊か購入してしまいました。追々公開します🎵)
~天のはごろもをきたかぐや姫は、もう天人になり、人の世界のことは、すべてわすれてしまいました。
かぐや姫をのせた車は、なげきかなしむ、おじいさんと、おばあさんをのこして、しずかに天にむかってのぼっていきました。~
ー講談社の絵本『かぐや姫』よりー
この極彩色と繊細な文様の、大和絵の世界の美しさよ・・・・。
眞子内親王のご結婚がいよいよ近付いてまいりました。現在シロガネはNHKのBSで放送している『アナザーストーリー・愛の不時着』を見ておりまして、姫宮も愛の不時着・・・・という言葉を思い浮かんだのですが、姫宮自らの意思で行うことなので、“不時着„ではないな~~なんて、下らないことを考えております。
銀座で反対運動迄起こっているのに、何とも間抜けなシロガネです。
反対運動があってもやはり結局は、
皇室のご威光で決行されてしまうのでしょう。それだけ、
皇室のご威光というのはとても強いのです。それが現実です。
中村岳陵 『竹取物語』
しかしこの出来事は、後々までしこりが残るのは確実です。
それでいいのでしょうか?ご自分が原因であるという事を、自覚され、分かっておいでですかと、眞子内親王にお聞きしたいです。
かぐや姫は天の羽衣を身に付けた瞬間に、人間界のことは、全て忘れて、天に登って行きましたが、姫宮の場合も皇室のことは、全て忘れて米国に愛する人と行くのでしょう。こう書くと何だか物語のようで見方を変えれば、素敵な事のようです。
・・・・その相手が国民から見て、信頼感、安心感がある男性なら問題ないのですが・・・・しかしいくらイケメンでも、漫画◆テコンドー朴◆に出てくるような高村慶介(こうむら・けいすけ)弁護士のような、
慶介氏に恋した深窓の御令嬢の心を利用するような男性では、やはり受け入れられませんね。
以前から紹介しましたが、誰がどう見たって・・・・小室K氏がモデル。
こちらの恋する深窓の御令嬢、魔美子サンみたいに、姫宮もK氏と一緒に、愛の世界に行けるのなら、姫宮は本当にお幸せでしょう。しかし、
現実の姫宮の行き先は・・・・
こんな世界ですよ。
ドラマ◆ずっとあなたが好きだった◆のような・・・・
冬彦さんとお母様が作り出した、『伏魔殿』です。
シロガネは再放送で、見ました。とっても面白いドラマでしたね!!イロイロと話題になりました。
あのシーンとか
このシーンとか。
「うーーーん」
でも、このドラマの影響で、お見合いを避ける女性が増えたとか・・・・。そのせいで、眞子内親王もお見合いという選択を避けて、自らの意思でお相手を見定めて、小室K氏と恋愛結婚するということに固執したのでしょうか??だとすれば、このドラマは何て罪深いのでしょう。
宮内庁なり然るべき人間が事前に家庭環境や本人や家族の人柄を調べておいたら、マザコン男と結婚相手には選ばなかったでしょうね。家庭環境は大事です。
いくら一流大学を卒業して一流企業に勤めている男性でも、マザコン男は避けるべきでしょう。相手の人間性は重要です。
文字通り結婚してから、後悔しても遅いのです。ましてや皇族の身分を離れられる方なら、尚更です。間違いがあっては大変ですから、多くの人達が姫宮の結婚に反対しているのです。
“姫宮は不幸になる権利があるのです!„ つまりダメだったらサッサと離婚してやり直せばいいというのは、庶民やセレブ的な考えです。
皇室はセレブではありません。
例えるなら、
セレブ(になった)竹取のお爺さんとお婆さんと、
元々高貴なかぐや姫みたいなものです。
皇室は遥かなる昔より貴く、
✨高貴✨な存在でいらっしゃるのです。
国民ではない皇室を国民と同じ風にしてしまってはいけません。そんなことをしては、皇室の存在が揺らいでしまいます。土台が揺れた状態のママいずれ、皇室はなくなってしまうでしょう。
広川操一(ひろかわ・そういち)『鉢かつぎ姫』
こちらも文句無しに素晴らしい大和絵。
口辺りの良い言葉だけに、乗せられないで下さいと、シロガネは申し上げたいです。
K氏が外出が出来るようになりました。いよいよ姫宮は3年ぶりに全てを棄てて、多くの国民を失望させて、皇室の土台を揺るがす程の、恋い焦がれた、愛する人と再会出来ます。
多くのマスコミも注目しているでしょう。もう何も我慢する事はありません。全国民に見せつけてやって下さい。
佐渡の拉致被害者、曽我ひとみさんのように・・・・・K氏への愛を!!!
テレビで見た時、心底驚いた👀‼️曽我ひとみさんのキス。普段の姿からは、全く思いもよらない行動をされたんで、もう本当に目が点となりました。
職場の食堂でもこの映像が出たんで、皆が目のやり場に困ってニタニタしていたのを記憶しています。
曽我ひとみさんはアメリカ人と、本当に結婚していたんだな~~~多くの人がそう思った瞬間でした。
超お久しぶりに・・・・
栗原玉葉 『お夏狂乱』
◆我が身をたどる姫宮◆
(名前を付けてしまいましたが、あくまで仮名です。変更することもあります)
根無(ねなし)葛(かつら)氏と再会した時、一の姫宮は多くのカメラがそして記者達いるのも、多くの国民に見られているのも、百も承知のうえ自ら葛氏の唇にご自分の唇を重ねてしまわれたのです。どう見てもわざと見せつけるが如く。
姫宮は、葛氏を体感しながら、この行動に罪が有ると云うなら、全ての人間は罪人ではないか、もう何もかも、忘れてしまいたい・・・・。
根無草葛氏と触れた瞬間、この3年の辛さを葛氏を感じることで、忘れてしまいたかったのです。
「葛(かつら)ーーー!!私、あなたの事がずっと、好きだったのーー!!」
「沢山の人を苦しめてしまったけど、あなたへの気持ちは揺るがなかったーーー!」
葛氏はそんな情熱的な言葉を人目を憚らず言われた姫宮を、満面の笑みを称えて、
「俺もですよ」
そう言うと、姫宮様をお姫様抱っこして、周囲に目もくれず、そのまま室内に入って行ってしまい、その場に居た人を驚かせたのです。
その後はもう二人がどんな行動をしたのかをわざわざ書くまでもありません。二人は濃密な語らいをなさったのです。
葛氏は男を見せたのです。葛氏は男を!!
後から思えばあの時が一番幸せだったと・・・・・
姫宮夫人は根無草氏の事を思い出さされた時、心の中で呟かれたのです。
二人が再会を果たした様子は、当然テレビを通して多くの国民を見ることになったのです。反応は様々でした。
伊藤小波 『春すがた』
たまげる人、驚く人。もう皇室はダメだと思う人、血圧が上がった人、頭を抱えた人。白い目で見た人、皇室という殻を打ち破ったと、喝采する人。
上村松園 『花見』
多くの人達が其々の反応を示すなか、今上帝の皇嗣でいらっしゃる佐祇(さぎ)宮殿下のお邸で、娘の行動をじっとご覧になられる清香(きよか)妃は、あの時の事を思い出されていました。
高畠華宵 『桃色の部屋』
姫宮は自分の結婚が上手く進まなかった事、自分達がいつも批判に晒されていること等を全てを母宮のせいにされて、激しく攻めたのです。この出来事があり、もう結婚を止めることは不可能となったのです。
須藤しげる
姫宮は、
「おたた様は何時もそうよ。健気に耐える振りをしてでも、そのストレスを何時も職員に当たり散らして、発散して・・・・ご自分はそれでスッキリしても、当たり散らされた職員はどんな気持ちか考えた事をあるの?」
「そんな姿を見ている私の気持ちって、考えた事ある?ないでしょう?何時も何時も、身勝手なのだもの」
「私の事だって同じよ!私への愛情なんて、妹弟と比べてらずっと薄いのに、わざわざあの会見で、如何にも娘の事を案じる母親を演じてらしたけど、驚いたわ~~“あなたのせいで、私達は恥をかいている„と言って、私を責め立てた同じ口から、娘の事を案じる優しい母親を演じていたのだもの」
「でもね、そんな優しさは、偽善だって分かる人は分かっているんだから!」
姫宮はこの3年の苦しみを、いえ・・・・自分の人生での不満等を全てを母宮のせいにされて、激しく責め続けたのでした。
「おたた様のその偽善のせいで、どれだけ苦しんだ事か!皇室という鳥籠同然の世界で暮らす事しか出来なかった私達の苦しみが!」
鏑木清方 『朗羅(ローラ・カナリヤ)』
「好き好んで皇室に上がったおたた様と、選択の余地なくこの鳥籠で産まれてしまった可哀想な私たちの苦しみが・・・・何の役割もない私達の苦悩が!」
高畠華宵 『観劇』
そう仰る姫宮は心底恨みがましい顔をなさって母宮に向けて。
「私は、ただ・・・・好きな人、自分の意思で決めた、葛(かつら)と一緒に生きていきたいの、それが何がいけないの?何で皆、分かってくれないの。私一人を責めるのなら、ともかく、葛や彼のお母様をあんなにも批判して!!」
「おたた様のせいよ、おたた様が全て悪いのよ!おたた様の偽善や虚栄心せいで、全て滅茶苦茶よ」
母宮の清香妃は娘の何度目かのその言葉を、姿を、ただ黙って受け止めていました。
同じように責め立てる事が幾度かあったのですが、苦しみを言葉で出してしまった方が、心の健康の為にも良いと、医師の忠告もあったからです。
鏑木清方 『名月』
(私はこの娘にこう言ってやらなければならないのね)
この言葉を仰るのは、言うまでもなく不本意でしたが、もう・・・・この状態が続くのは耐えられないという思いからでした。
清香妃殿下はとうとう限界にきてしまわれたのです。
『秋のソナタ』のイングリッド・バーグマンが演じたシャルロッテのように・・・・
イングリッド・バーグマン最後の映画、『秋のソナタ』
ナレーション
「家庭を省みない母親に娘が復讐する物語」
BSで放送・永遠のヒロイン その愛と素顔「わたしを演じる孤独~イングリッド・バーグマン」より。
長女と障がいのある次女を放ったらかしにして7年間も会わなかった、世界的なピアニストのシャルロッテ。
長女に『全てはお母さんのせいよ、軽蔑するわ、恨んでいるわ』
と責められた後、母親のシャルロッテが言った・・・・言葉を・・・・
その言葉通りに、清香妃は仰たのです。
高畠華宵画
「あなたがそこまで、苦しんでいたなんて・・・・」
「宮、私が悪かったわ、許して」
「心をあらためるわ」
「そんなに恨んでいたのね、分からなかった。私は自分の事しか考えなかったわ。私を抱きしめて」
「触れるだけでもいいわ。助けてよ」
(全ての原因を私にして、この言葉を言って欲しいのね)
と、心の中でそう呟き、姫宮に謝罪したのでした。同時にその言葉は妃殿下を批判する全ての人達に向かって言っているようでした。
姫宮のご結婚に最後まで反対されていた、妃殿下のその言葉によって、一気にこの結婚が進んだのでした。
『秋のソナタ』の監督、イングマール・ベルイマンが
“もし、強制収容所に入れられたら、助かる為には、どんな事でも言うだろう„
高畠華宵・挿し絵
・・・・清香妃はまさに、娘が、その背後にいる人間達が作り上げた、強制収容所に閉じ込められた囚人そのものでした。
松本華洋 『殉教』
そこから何とか脱け出したい為の謝罪でした。鳥籠よりも全ての尊厳を奪われたその収容所の方がはるかに過酷な環境なのです。
窮屈な世界から自由になれると、姫宮は結婚がやっと具体的に進んだ時、そう幾度も言葉に出されました。
しかし後に、例え鳥籠の世界で生きていてもその方がどれ程、幸福であったか、我が身自身で実感されるのです。
それは直ぐでした。
高畠華宵 『そよ風』