ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan]

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谷川岳 一ノ倉沢 衝立岩『中央稜』

2007年09月09日 22時36分28秒 | クライミング
谷川岳2日目

昨日にひきつづき本日は衝立岩『中央稜』に行くことに。
早朝3時半起床。
前の日の『南陵』では、車の中で寝づらかったのか一睡もできずにいたN雪艦長は、
昨夜は地べたのまっ平らなとこで寝た為かグッスリ寝れたらしい。が、ひとこと・・・
「ほんとに行くの?」

その後身支度とザックに必要な物を詰め込み、一路一ノ倉沢出合近くの駐車場へ向かう。
4時頃駐車場着、トイレ、補水、最終荷物確認後、
まだ暗い4時半頃ハーネスを装着、ヘッドランプを点け出合へ向け出発

アプローチは昨日よりもドロドロぬかるみ状態がひどくなっており辛さが増すが、
空が明るく白みかけて来たくらいにテールリッジ取り付き基部に下りる下降ポイントに到着。
ここでひと息入れ、すぐ下降開始!
昨日降りているので、皆要領良く降りて行く。でもやっぱり地面はぐじゅぐじゅ!

僕がテールリッジ基部に到着するとI、K村氏はすでにフィックスロープの箇所をガンガン登って行く。
今日、殿(しんがり)はN雪艦長。
後ろを振り返ると艦長もラペルの中間点を過ぎている、やっぱり早い 

追われるように沢筋からテールリッジをK村氏達めざし歩き出す。
前方2人も早い

フィックスロープ帯をぜいぜい言いながら自分なりに急いで行くが、2人にぜんぜん追いつかない。
フィックスロープ帯を越え岩&ブッシュ帯に入りやっと2人のおしり辺りが見えてくるまで近づきつつあるとき、
ふと後ろを振り返ると、もうN雪さんがフィックス帯を抜けようとする位置で、
鬼のような形相で肉薄して来る!
「やびゃい、また、おそいぞとおこらえる・・・
の2人も気が付いているのかペースがまたまた速まる

僕も熊に追い掛けらる気分になり必死で駆け上がる

結局テールリッジを登り切り『中央稜』取り付きまで一切休まずに到着。
N雪さんも少ししたら到着。ここで小休止。

休んでいる時後から来たパーティーの人に『中央稜』についていろいろ伺う。
最近雪の影響などで『中央稜』のコンディションは余りよろしくないと聞いている・・・とか、
ちょっと気になる事を聞くが・・・、
まさかこの後地獄を味わうとはまったく考えていなかったので聞き流してしまった。

小休止後ザックからロープを出しアンザイレンし、今回は僕らペアからスタート。

1P目(Ⅳ)
リードはK村氏。
取り付きはテールリッジを登り切った正面すぐから、
見上げると左方向に烏帽子沢奥壁へ向けラインが引かれたようになっている、
ここを沿うように登って行く。
烏帽子沢奥壁へのコーナー辺りでピッチを切る。

2P目(Ⅱ)
荒井リード
ルートがコーナー曲がったところだった為最初わからず、回り上を見上げると
とてもじゃないがⅡ級のピッチとは思えなく、あせる。
冷静にコーナー裏を覗くと階段状になっていて”ここだ”とホッとする。
淡々と登って行くが、ここら辺から岩の状態が怪しくなってくる。
かなり浮石や、ぐらつき、剥がれそうな感じの岩場に・・・。

3P目(Ⅲ、A0)
K村氏リード
急な階段状気味の凹角?を直上して行く・・・烏帽子沢奥壁へ奥壁へと向かって行く。
岩場の状態がもっと怪しくなってくる、浮石だけじゃなくフレーク状の物がベロベロ剥がれそうな岩場に。
K村さんとも「ここ全然快適じゃないねぇ・・・ほんとにⅢ級??」
「もし登り切ったとしても、もう一度登りたいって思わないんじゃない?」
「ほんとにここって南陵とおんなじグレードなの?人によって体感が違うって言ってもここまで違うのってあり?」
とか話し始めるくらい何かおかしい・・・。

4P目(Ⅳ、A0)(Ⅴ-)
荒井リード
このピッチ『中央稜』の核心部
ルート図で「外傾しているところが多いフェースから上部のチムニーもしくは左のフェースを登る」と書いてある。
岩場を見上げると確かにそれっぽくなっている、
しかしとてもⅣ級とは思えない、
A0とも書かれてあるがヘタしたらアブミがいるんじゃないのぉ・・・?と思う。
とにかく突っ込んでみる。
正面上方にフィンガークラックが走っているが遠い!
それに岩場全体がビチャビチャに濡れていてほとんどフリクションが無い!
右コーナーに足がかろうじて入るくらいのクラックがあるがやはりビタビタでフリクションが悪い!
でもここに足を突っ込まない限りクラックに指も届かないし、スタートも出来ないので、
ムリヤリ右足をえぐり込ませ立ちこむ。
なんとか右手がクラックに届くがビチャビチャですべる。それに浅い!!
クラックにピトンが打ってあるがなんとか届いた位置より上にあるためなかなか届かない。
エイドで登ろうと思ってもピトンに何も掛けられなければ進みようが無い。
息を整えまず右ガストンで立ち込んでなんとか左手に持ち替え左ガストン気味で
むりくりピトンにヌンチャクを掛けすぐさまロープをクリップ。

この辺りで頭が混乱してくる、おかしいこんなグレードのわけが無い・・・
それともルートが間違っているのか?それとも濡れているから・・・?
それともそれとも・・・・・・
力不足も考えられたが、とてもそうとは思えない・・・
おかしい・・・きつすぎる、越えたいと思う半分越えられない・・・??ともよぎったが、
ここに来る前いろいろ調べたときの感じだと、
初心者の人でもかなり快適に登られているという印象を受けていた。

でも今僕がへばり付いている岩はとてもⅣ級ともⅤ級とも思えない・・・5.10b、c、d、11・・・とモヤモヤしてくる
こうしている間にも下から名雪さんの激が飛んでくる!
もう、行くしかない!と決心。高い位置にあるピトンになんとかスリングを掛け、
虫の知らせか一本だけ持って来ていたカムが偶然にもこのクラックにちょうどのサイズで、
左手ガストンでなんとか体勢を維持しつつカムを決めプロテクションをひとつ増やし、
もう力技でツルツルのフェースを攀じ登り、
フェース出口右側の割れ目状に手を突っ込む、

すべらないでくれと願っていたが、やはり運が悪い!ずるっときた!
やばいと思ってすぐ飛びつき左手も突っ込んでホールドを掴んで保持・・・と思ったが、
もう保持力が限界に近い、それにヌメッってすべる!

K村さんに「すみませんが、落ちます!よろしくです!」と言った矢先両手がズルッとはずれ
フォール
自分では大丈夫と確信のつもりでいたが、端で見ていた側は危うくグランドフォールって感じだったらしい。

くやしい、この辺で空の雲行きも怪しくなり小雨が散って来ていた。
急がないと・・・次が最後だと決め少し休んだ後さっきの方法で一気に行く、
フェースの出口さっきよりもちょっとでも奥へと思い右手を突っ込む、
勢い左手もより深く突っ込む
じりじり両手を交互に奥へ奥へともぐらせて、上体も乗り込んでゆく、
チムニーが目に入って来て、チムニーに突入!って感じで一気に越える!抜けた!

核心を抜けれたと思い、ホッとひと息ついたが、
周りを見回すと今このあとこのチムニーを抜けてもどうやって上へ前進して行くのか分からないくらい、
状態が悪い!
チムニーの中だからか・・・?と思い前進してみる。
チムニーを抜け、体を出してみても自分を置く場所が無い!
おまけに回り中前進用のプロテクションが一切見当たらないどころか、
全体がグズグズでグラグラ、今にも崩れて来そうな雰囲気・・・やばい、行きづまった!?
何度もトラバースやルートを変えてみたりと前進を試みたが、どこを触っても岩が動く!
おまけに縦フレーク状に刺さった感じの岩だらけだったので、
乗り込んだら絶対はずれるとしか思えなかった。 
絶対下のみんなにぶち当たる!

ヤバイヤバイヤバイ。

結局降りるしかない状況になったのだが、
変則的なルート取りをするしか無かった為直接取り付きに降りれない状態にはまってしまい、
ムリヤリK村さんに上がって来てもらい、
とても使われている感じじゃないビレイ点を辛うじて見つけていたので、
そこからなんとかラペルで降りる事に。

K村さんも登ってくる時かなりヒーヒーだったみたいで良く登れたねぇと言われたが、
こんな感じのところと分かっていたらたぶん登らなかったと思う・・・。

なんだかんだでロープをセットしてみたところ途中空中懸垂気味になりそうだが、
なんとかルートへ戻る事が出来そうなので、慎重に降りて行く。

下のN雪さんたちの姿を見るまで正直生きた心地がしませんでした。
辿り着いた時本気で、生き残ったぁと思いましたが、肝心なのはこれから、
完全下山するまでと思い返し、気を引き締め4人協力して下降を開始しました。

何ピッチか懸垂して『中央稜』の取り付きまで無事降り、やっとホッとする。
ここでちょっと休みつつ今回の件を考察してみたがやっぱり僕も木村さんも納得できないと意見が一致。
最後のあの状況を見たから尚更で、とても『南陵』と同程度の物とは思えない、

このままでは僕らは谷川岳では『南陵』しか登れないままじゃないのか・・・!?
と、なり、近いうちに絶対リベンジしないとと話した。


後日、自宅で調べた結果、
僕らが登って(入り込んで?)しまったルートは、
どうも『中央稜』の”左(側?)ルート”だったらしい・・・

正規では3P目、烏帽子沢奥壁へと向かうのでは無く、
衝立と奥壁のコーナーあたりのカンテ状を右側(衝立側)にトラバースして回り込み、
そこ(衝立側?)の凹角からフェースに抜けるのが正解らしく、
この辺りから歯車が狂ってしまったらしい・・・。

その件をすぐ後にあった集会で話してみたら、
諸先輩方はやはり知っていたらしく
「そんな所に入り込んじゃったの!?だめだよ!あぶねーよ!」
言われ、
「そうなんです登っちゃったんです^_^;)」と答えると、
「え?登っちゃったの?」と笑われましたが、
これも生きて帰って来れたからだなと思いつつ複雑な気持ちになってしまいました。

で、結果!

近いうち、出来れば調べ直した結果の考察も兼ねて今月中にでも行ければ、
リベンジすることを決定!
でなければ、先に進めないとK村氏にも渇を入れられる。


追伸
今回の『中央稜』は最初からおかしかったらしく、
誰ひとり写真を一枚も撮っておらず、というか取れる状況でも撮る気も起きなかった為、
めずらしく画像ゼロ!です。


以上

谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁 南陵 谷川デビュー!

2007年09月08日 15時51分00秒 | クライミング
10月に予定していた谷川岳一ノ倉沢南陵を急遽N雪艦長にお願いし、
ひと月以上早めの9月8日に決行という事で登って来ました。

この日の山行写真は→こちら



*メンバー*
N雪隊長、荒井(I)、K村、荒井(S)の4名

前日の7日午後9時N雪邸にてN雪さんをピックアップ予定を、
時間がモッタイナイので8時半頃に迎えに行き、お孫さん2人にうしろがみひかれる思いで出発。
K村氏とは現地近くのみなかみ道の駅にて待ち合わせ。11時半頃合流。
その足ですぐ、一ノ倉沢出合近くの駐車場へ向かう。
途中、谷川岳登山指導センター登山届を提出。
駐車場到着後軽く一杯ののち就寝。

翌朝4時半に起床、準備を整え5時~半頃一ノ倉沢出合出発、今年は雪渓がほとんど無く、巻き道をアプローチ。

5時45分頃テールリッジ末端へ降りる下降点に到着。
ここは50mはあるんじゃないかと思われる急斜面、ほとんど奈落って感じ。
それに前々日までの台風の影響で泥ン泥ン。


早くも降りるのにビビる。 が、すぐ下降開始!


6時ちょいテールリッジ下部取り付き_沢筋から登攀開始。
僕はフィックスロープを頼りに登って行くがN雪艦長、K村氏は全然平気な様子で登って行く、
異常だ!
昔ここにはフィックスロープが無かったらしく、それが当たり前の時代だったのだそうだ、
かんべんしてくれ~。
と言いつつ今日の目的は『南陵だ!』とテールリッジを4人ガンガン登る!
『南陵をやっつけるんだ!』といわんばかりに。

6時50分頃テールリッジクリア(撃破)『中央稜』取り付き部到着。

正直テールリッジを越えるここまでのアプローチがいちばんの核心じゃないのかぁ~と思うくらい過酷であった。

ひと息ついたのち南陵テラスへ向け出発、烏帽子沢奥壁基部スラブ帯?のバンドを
トラバースして行く。
ここも歩き辛くちょっちこわい。ここらで僕の時計のバッテリーが無くなり時間が分からなくなる

たぶん7時ちょい過ぎに南陵テラス到着、ほかパーティーを追い越し一番乗り。
ここでやっとひと休みを入れ、周りを見渡し、一ノ倉沢のスケールにまた圧倒される。
とにかくデカイ。

しばらく休んだのちロープを出しアンザイレン、登攀準備。
今回は、N雪、荒井(I)ペア、K村、荒井(S)ペアで、N雪ペアは荒井(I)トップ、
僕らはK村氏トップでN雪ペアからクライミング開始。

1P目(Ⅳ) 右側凹角状(?)を陵にそって登りバンド状を右にトラバースしチムニーに突入。
        チムニーの中は台風の影響でかなりビシャビシャでスベリ気味、
        体がすっぽり入る感じだがチムニーの登り方をせず、
        ステミングやキョンを使いクリアした。

2P目(Ⅳ) すなおなフェースって感じ。
        はじめバンド状に沿ってやや右上し、上部で左上気味に登る。

3P目(Ⅱ) 草付き、ロープをまとめ持ち40mほど4P目取り付きまで歩く。

4P目(Ⅲ) やや急めのフェース。
        名雪艦長ペアはここを左側にトラバースしつつ6ルンゼ側へ回って行ったが、
        僕らはここを上部ハング帯に向け直上しハング下を6ルンゼ側へ回り込み
        テラスへ。

5P目(Ⅲ) 6ルンゼ側の階段状を登り、馬の背リッジ手前に出る。

6P目(Ⅳ) 馬の背リッジ。
        カンテ状からクラックをいきおいよく登るが、
        この5P、6P辺りになり浮石が目立ったので慎重さも増す。

7P目(Ⅴ) 南陵の核心部。垂直のフェース。
        ここはフリーで越えようと思っていたが、
        やはり台風のせいで全体がビッタンビッタンで、
        なんとか乾いている所を見つけようと右へ左へとトラバースしながら探ったが、
        全然無く右へ体を振る時レイバック気味に使った岩がゴゴっと動き、
        危うくK村さんめがけ落とすんじゃないかと一瞬ヒヤッとした。
        結局ルートを直登するしかなく、
        どうしようもなく最後の方でハーケンを使うことに・・・
        ちょっとくやしいキモチ。
        いつの日かフリーで越える事を誓いつつ一気に乗っこしクリア。

クライミング終了後、終了点から左側に少し登りつつトラバースし、6ルンゼ側に回り、懸垂下降で降りる。
6ルンゼ側には、かなり細かく、それにしっかりした懸垂支点が打ってあり下降しやすい感じだったが、
浮石が多く落石を起こしやすくもあったので、慎重に降りる。

数回の懸垂で4P目の取り付きテラスまで降り(ここは烏帽子沢奥壁側へ回り込むということ)
3P目の草付きを歩いて下降し、取り付き辺りでまた懸垂下降のセットをし南陵テラスまでラペル。

南陵テラスを若干烏帽子スラブ側に降りてまた懸垂の用意、烏帽子スラブの中間部辺りまでラペルし、
『中央稜』取り付き方面へN雪艦長、K村氏、荒井(I)、荒井(S)の順番で歩き始める。
ここで問題発生!
『中央カンテ』『凹状岩壁』上部で「ラーク!」のコール、途端にガラガラと落石の音!
頭上にバラバラと岩が落ちてくる。
思わずうわ~と声を上げ、全員ヒヤッとするが、何事も無く無事だったので、しばらく様子を見てまた慎重に歩き出す。

その時『衝立岩ダイレクトカンテ』に取り付いているパーティーに気付いたN雪艦長が、
「が~んば~れよ~~ぉ!!」と大きく声を掛けた瞬間!また叫ぶようにの”ラーク!”コール!!!

と同時に今度はドガンドガン!ボゴン!!と落石の音!と人の頭くらいの物体のシルエットがいくつも過ぎ、

Iが「キャー!」と悲鳴をあげたので、当たった!!と思い
「大丈夫かぁ!」とすぐに声を掛けて近づくと、
頭を抱えて動かなかったので一瞬あせる。

すぐごそっと動き「大丈夫」と立ち上がって来たのでホッとする。

つづいてK村さんも「大丈夫」と近づいて来たので良かったと思おうとしたが、

一人だけコーナーを曲がっていたN雪さんが居ない!

3人一瞬にして凍りつき、3人同時に「N雪さんっ!!!」と叫ぶ!

全然出て来ない!

死んだ!?!?と思いまた呼びかける!

そしたら、「いや~ぁ」と言いながらのんきに出て来てまた衝立の方を見上げながら、
「が~んば~れよ~~ぉ!!」と声掛け始めるので、
「大丈夫だったんですかぁ?・・・」と聞くと、

「当たった」とぼそっと言いニコリとするので、
「ヘッ!?!?」となる。

「当たったんですか?」と聞き返すと、
頭くらいのがここに当たったと腰の辺りのザック部分を指して、
「ザックで良かったよ~」、「当たんなくて良かったよ~」とヒョーヒョーと言うので見てみると、

ザックにバックリと岩が当たった跡が付いていて、
あと数センチずれてたら身体に直撃の位置・・・

              
あたってんじゃんっ!!

その後ここに居続けては危険だと、すぐに移動、
『中央稜』取り付きもダッシュで通り過ぎ、テールリッジも降り始める。
すごい勢いでとにかく降りる。
ブッシュ帯を抜け中間部辺りのスラブ帯に来た辺りで、
クライミングシューズからアプローチシューズに履き替えるのをきっかけに
やっとこさ休憩&食事(行動食)&水分補給
ここに来てやっと、ホッとひと息入れられた。

落ち着いたあとまた下降開始、一気にテールリッジを降り、
沢口から一気に懸垂ポイントを登り切り、
巻き道を出合まで一気に降り『南陵』登攀終了。

出合で興味本位の観光客に名雪さんがとっつかまりネホリハホリ聞きまくられる。
その後、湯テルメにてひとっ風呂浴び、みなかみ道の駅隣のスーパーで夜食と酒を買い、駐車場にて大宴会。



本日終了。


2007平成19年8月の山3

2007年08月26日 23時09分05秒 | クライミング
2007平成19年8月岩トレ
8月25日
 夜出発、荒井、郁子と三人
8月26日
 二子山中央稜へ、一本目荒井トップ先行パーティーが愚図めいたため熱い壁の中に3時間もへばりついていて大分消耗した、二本目郁子トップ、選考パーティー無し、で1時間40分でサクッと抜ける
 一の倉のトレーニングと言うことだった、一の倉は壁のスケールとしては二子山といい勝負だ、が一の倉はアプローチが長い1時間半から2時間ぐらいかかってしまう、これを往復するのだ、これだけでもかなり消耗する、それに天候の変化が早い、だからこそ壁をスピーディーに抜けなくてはいけない、結果的に短時間で登るのだ、それは何も急いで登るのではない、岩場の中で何に時間が取られるのか、登る速さなんてうまい人も、下手な人もそう時間的には違わない、一番違うのはザイル操作だ、一ピッチをのぼる時にランニングをどこで取るか?もう取るべきか、まだ早いのか?今何メートルザイルが伸びたか?この先はテラスが出てくるのか?ビレイポイントは何メートル先か?ザイルの流れは?と言う常に先のこと、と現状を冷静に考え、ビレイポイントに付いたら何をするべきか(当然セルフビレイが最初だ)、ここでセルフビレイを取ってボーっとしているクライマーを時々見かける、クライミングはビレイポイントについて、セルフビレイを取ってからが忙しくなるはずだ、弾む息を整える間も無くザイルを引き上げ、エイト環にセットしてビレイポイントにセットし大声で下のパートナーを呼ぶ,これが遅滞無く行われ初めてスムーズな登攀になる。
 時間短縮はザイル操作と読みである。
来る一の倉では見事な登攀を見せて欲しいものである


写真集

2007平成19年8月の山2

2007年08月24日 14時20分05秒 | クライミング
2007平成19年8月奥利根の沢登り
8月18日
 出発十字峡偵察ー塩沢石打Pにて渡辺リーダー、坂田登攀隊長と合流ー十字峡に吾が走るシングルベットをデポー土樽駅仮眠
8月19日
 朝6時タクシーの出迎えを受け豪華に出発6000円=八木沢ダムから高柳ボートにてダム縦断水長沢手前ーシッケイガマワシー剣ガ倉土合ー滝が倉沢ー川原テンパリ
8月20日
 朝4時起床、大雨増水、濁流、沢の石が見えないので停滞、9時20分出発ーオイックイ通過ー100メートルの雪渓のトンネルを2本くぐる、突き当りが、ヒョングリ滝の一つ手前の5メートル滝、これが雪渓の柱が邪魔になり少々むずい、が強引に抜けるーヒョングリー深沢ー西小沢手前佐市平テンパリ
8月22日
 人参滝右小巻と水上滝左小巻以外は面白く登れるー三角雪田ー大水上山(ここに出たとたん3人揃ってゲリゲリ、完全な食中毒症状)-丹後山ー非難小屋ー十字峡デポ車回収=湯沢(風呂や4件休業)=水上(風呂や2件目にユテルメにやっと入る)=土樽駅茨城車回収解散=水上道の駅にてビール、刺し身で宴会、一晩中といれに通う、
8月23日
 朝ETC通勤割引で帰宅
 奥利根は短いが泳ぎが10回ほど出てきて、シャワークライミングもあり、雪渓くぐり有り、雪渓歩きもあり、滝登り、藪のトラバースもありでとても楽しく沢遊びが出来た、が、越後沢から上流にはまったく魚影は無いことが寂しかった、又大水上山に出たと単に食中毒になり、夏の強烈な日差しに苦しめられ、つらい下山となった、せめて丹後沢の避難小屋にゆっくりと体を休めるべきか?判断は難しい。








越沢バットレスにて岩トレ

2007年07月24日 20時55分29秒 | クライミング
 10月の谷川岳南稜に向けて岩トレ。

参加はY田監督、K村、荒井S、荒井I。

前日の夜、鳩ノ巣町営駐車場に集合、ビールをちびりとやりながら
越沢バットレスの話をする。
だんだん怪談話に移行し・・・怖くなって・・・・・・寝る。

翌朝のんびり起きて岩に向かう。9時半くらいに越沢バットレスに着く。
予想よりも大きい
写真でみた第二スラブがかなり上の方に見える。
岩場が染み出しの為かなりの濡れ具合!
予想よりも大きく、尚且つ立った岩場の為、かなりビビる!



ウォームアップで左側の桧のテラスまで1回ずつリードで登るが、
やはり染み出しのおかげですべるすべるでちょっと怖かった。

最初は日陰側でやや涼しげだった岩場が、日があたるようになって急に暑くなる。

昼からは、一番右側に移動して右ルート。
途中ハーケン打ちの試しをしたり回収の練習などを取り混ぜながら、
夕方になりラストとして右ルートを登る。
全員で天狗の肩を越し中間部までのテラスに行きほぼ時間切れになりそうだったが、
ここまで登って、モッタイナイからとK村氏と荒井(S)の二人で最後まで抜ける事に、
結局5時頃まで登っては降り(懸垂ラペル)の繰り返しを数こなし終了となる。

帰り、かんぽの宿に寄り、風呂に入る事にして、
さっぱりして、ここにて解散。


この日のその他の画像はこちら


氷川屏風岩 岩トレ

2007年06月17日 19時54分23秒 | クライミング
6月17日 氷川屏風岩にて岩トレ

10月に予定の谷川に向けトレーニングを開始。
メンバー
木村氏 淑子氏 荒井(貞、郁)

朝 奥多摩駅にて待ち合わせ一路屏風岩へ
アプローチは登山道からではなく右側の沢筋からやや面倒な道を選び岩場へ向かう。

A峰、B峰、C峰のなかの割と登りやすそうなルートを選び夕方までゆっくりとトレーニング。

  





    

    

連休山行報告

2007年05月09日 15時43分42秒 | クライミング

連合艦隊より
4月28日から5月6日までの休みを取り、東北山スキーの旅をしました、
4月28日家から盛岡西根道の駅まで、
4月29日岩手山(焼け走ルートから頂上往復)強風のため森林限界でスキーデポ、アイゼン、ピッケル歩行、
4月30日八幡平(御在所温泉‐大黒森‐恵比寿森‐茶臼岳‐御在所温泉)
5月1日秋田駒(乳頭温泉‐笹森山‐湯森山往復)少雪のため乳頭山への縦走断念
5月2日一日雨、平泉中尊寺金色堂観覧、
5月3日栗駒山(いこいの村栗駒から頂上往復)

5月4日月山 (姥沢の月山スキー場から頂上往復)少雪のため湯殿山スキー場えの滑降断念
5月5日蔵王(エコーラインから熊野岳往復)
5月6日帰り、
単独山旅は車を回せないので、結局往復登山が多くなる、縦走の旅が出来ない嫌いがある、少々物足りないものが残った、去年の北アルプスオートルートが余りにもよかったので余計その印象が強かった、それに時間的余裕が無く、山菜もなかなかとっている時間が無く、フキノトウ、コゴミ、わさびの花芽などは取ったが、コシアブラ、行者ニンニク、アイコ、シドケ、ボンナ、ウルイ、などは購入して調理することが出来た、経費は、交通(ガソリン、有料道路、駐車料)31984円、食費等(食料、観覧量、入湯料)20113円、総計52097円であった、がまだまだ節約できそうである。




ACCJのプロフィール

2006年11月30日 01時27分05秒 | クライミング
遅ればせながら、会のプロフィールをやっと載せる事が出来ました。


あと、只今この間最終打ち合わせ致しました会則の清書中です。
判る範囲でやっていますので、ある程度進みましたら、
メーリングリスト等で流しますので、
その後の補完を皆さんよろしくお願い致します。

m(_ _)m  あ♂

秋の沢登り

2006年10月03日 16時19分55秒 | クライミング
9月30日は朝から二日酔いの頭を抱えて、百姓、草取り、耕し、種撒きまでやって、朝から飯も食わずに、昼山に向かう、湯檜曽公園の私の別荘に、月明かりの中大宴会、そして翌朝5時起床、6時出発気楽な白ガ門沢へ、駐車場から3時間半でサクッと頂上へ,くだりはキノコを探して1時間50分、帰りは黄色の恵比寿食堂手前の手打ち蕎麦やへ、森蕎麦400円、大盛り(ほんとに大盛りです)500円、もちろんここは大盛りです、で子持ち白石の道の駅の裏の白石の湯、1時間250円です、3時間400円です、もちろん1時間です、そんなに入っていたらふやけちゃいますからね。
でこの後道の駅から200メートルぐらい行った、Jqesutとか言うガソリンスタンドで1リッター135円でガソリン満タンにして帰りました。

巻機山の酒

2006年09月20日 11時57分03秒 | クライミング
9月16日(土曜)は仕事があって、夕方4時30分出発、日大ワンゲルの、巻機小屋に向かう、ビールとつまみを仕入れ、19時30分小屋着、現役7名,20代中半OB3名、私の先輩1名、大いに飲む、
9月17日(日)朝ゆっくりと出発、現役は50分ぐらい前に出発、コメゴ沢に行こうとしたが、天気がいまいち、で尾根コースを行く、物凄いスピードで二十歳代が飛ばす、どこまで付いていけるか?これは最早競争、が最後までしっかり付いて登る、本日朝出発のパーティー総てを引っこ抜いて(7~8パーティー)、2時間30分で頂上へ、牛が岳までお散歩、現役到着を待って、走って下降1時間30分で登山口にもどる、小屋の引き水に冷やしておいた、ビールを一気飲み。風呂は湯沢、ビール1ケースを買う、小屋に帰って大宴会、酔っ払った俺「現役諸君、今しか体を鍛える時はない、鍛えるのは親孝行の初め、で、なければおれのとしになったら歩けなくなるぞ!沢、壁、冬山行きたければ今体を鍛えろ、鍛えたなら何処へ
でも連れて行ってやる!」一寸酔っ払いすぎました、反省。
 翌日は、下っ走り、恵比寿食堂のカツ定食600円、家に帰ってからカーちゃんと大宴会、でした。