ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan]

東京の山岳会『ACC-J』のページです。

北岳バットレス_第四尾根主稜_納骨式

2009年08月25日 10時50分43秒 | クライミング
22日夜発~24日 北岳バットレス_第四尾根主稜に登って来ました。

メンバー、荒井家とK村氏の3名

22日8時頃荒井家に集合し出発。
国立府中インターより一路甲府昭和へ向かう。
途中コンビニにて酒、つまみ、次の日の食料等を買出し夜叉神峠駐車場へ。
夜叉神に10時頃到着、小宴会の後すぐ車中にて就寝。
翌朝5時頃起床_もうすぐ広河原行きバスが来るので出発準備。
5時半にバスで夜叉神出発_6時10分頃広河原到着_


下車後時間が結構早く(予定通り)天気も良いので一気に白根御池小屋まで上がり、
素早くテントを設営し、その足ですぐ行ける所まで四尾根目指し行ってみようと話し合い、
間髪を入れず登山道~白根御池小屋目指し出発。



今回僕(荒井♂)は、かなり気合を入れて来たので、
いろいろと装備を持って来ていたのもあり最近の山行の中で比べても
結構ザックが重く少々不安でしたが、
最初から名雪式?(三浦式?)呼吸法で歩き始めたら、
ぜんぜん調子が良かったので、
いつもはしんがりで歩くのを今日は先頭で歩かせて貰い、
マイペースで一気に登って行く。
途中であまりにも調子が良かったので、
先に白根御池小屋のテント場まで行かせて貰いテントを設営しておく事に。

テントを張り終え登攀準備をはじめた3~40分後に2人が到着したので、
すぐに荷物をテントにばらして貰い登攀準備をして貰って、
バットレス沢~bガリー目指し出発。



1時間足らずでバットレス沢出合到着。ここで水分補給と小休止。





前回に比べ数週間しか経っていないのに大樺沢の雪渓は殆ど無くなっていた。
前回bガリー大滝の取付きは偵察済みなので、小休止後バットレス沢を迷い無く一気に詰める。





取付き到着後、登攀準備してbガリーを観察_よく見てみると、なんか想像していたより壁は寝ていて、
ロープが無くても登れるんじゃないかぁ?!と3人の意見が合致しましたが、
やはり万が一?を考えダブルロープを一本だけ着けて、僕がリードで登る事にして、
その後2人には時間稼ぎも考え、
ロープにプルージックスリングでセルフを取りながら登る作戦でbガリーの下部岩壁帯を突破、緩傾斜帯へ。





その後の緩傾斜帯のバンドをCガリー経由で四尾根の取付きテラスに行くのは初なので、
ちょい不安ありだったのですが、ぎりぎりまでの勉強の甲斐があり難無くルートを見付けクリア。





事前のネットでの調べでは人によってはこのCガリー越えの四尾根の取付き探しに
2~3時間掛かったような記事も見かけていたので、3人でちょっち歓喜。





取付きテラスに到着したら、なんと早朝から出発したであろう4人のパーティーに追いついてしまい唖然・・・。
慌てさせてトラブルのもなんだから、まだ昼前だしとここで小休止。



先行の声が若干聞こえなくなってからクライミング開始。
1、2、3、4ピッチまでは郁ちゃんがリードしたいと言う事なので、
核心の5ピッチ目は僕にやらせてくれと2人に頼み、郁ちゃんからスタート。
1ピッチ目から事前勉強して想像していたより傾斜もありスケールも思っていたより怖くなく、
グイグイ登って行く。
3ピッチ目4ピッチ目辺りでまた先行パーティーに追いついて来てしまい、
5ピッチ目の核心部で僕にスイッチした時に完全に追いつき、
このピッチでダブる羽目に・・・
懸垂ポイントとビレイポイント(ステーション)が完全に占領されていたので、
途中のピナクル状の岩角にスリングとカムでビレイポイントを作り2人に上がって来て貰い、
懸垂ポイントが空いたらすぐに取り付いて貰って同時に懸垂の準備をして貰う事に。



今回余りに手際が良過ぎたのか、気持ち良く懸垂準備までしたのに、
先行パーティーが信じられないくらいトロく長時間待たされる羽目になる。
このあたりで太陽が北岳(四尾根)の反対側に向かってしまっていて日陰になっていたので、
3人とも寒さにやられはじめ、ずっと半袖Tシャツのままだった僕には震えが襲いかかって来ました。



結局20分くらい待たされた挙句にやっと懸垂OKのサインを貰う。
またまた手際良く3人共懸垂後6ピッチ目の取付きへ向かうが、
ここでも結局長時間の待たされが待っていました。
ものすごくイライラと寒さが倍増して来ましたが、3人のモチベーションは下がらず、
ここで、K村さんにリードをスイッチ。
先行パーティーがあまりに遅いので、
落石等上部に注意を払いつつ登り始める事に。





この先も先行を伺いつつ枯れ木のテラスまで行き、3人集合した後ちょい休憩。



最終ピッチもK村さんに任せ、行ってもらうが50メートルいっぱいに伸びても止まる気配が無く、
上部からビレイポイントが無いよとの返事が・・・。
カムを使ってビレイポイントを作成して貰う。
最終ピッチを登り出す前に、
ここでもうひとつの目的のDガリー奥壁方向と、
中央稜の観察(偵察?)をしてから終了目指し登り始め、クライミング終了。

クライミング道具を片付け北岳頂上へ向かい10~20分くらいで頂上へ。



ここで今回のもうひとつの大イベント?の松原さんの納骨式を行い拝んだ後下山に移る。

真っ暗闇の中約3時間程かかり9時頃にやっとの思いで白根御池小屋のテント場に到着。
結局本日15時間くらい行動しっぱなしで、
その間殆どご飯的な物を食べていなかったのでテントの中で大宴会で、
やっと腹を満たす。

その後就寝。

翌日ゆっくり起床し昼頃のバスを目指し撤収_下山。

穂高岳(涸沢)プチ合宿

2009年08月11日 22時45分38秒 | バリエーション登山
8月5日~11日まで穂高岳に登る為と納骨の為涸沢へ行って来ました。
メンバーN雪艦長、荒井家♂♀の3名

6日7時40分頃上高地バス停到着ちょっと休憩後涸沢目指し出発。



11時ちょうど屏風岩取付きへのアプローチの場所辺りに到着。


屏風を見上げながら休憩。


12時本谷橋到着。冷たい水補給、大休憩。残り2.4Km






2時頃涸沢到着。すぐテント設営、後、到着祝いの宴会。

翌7日雨停滞。
テントを張る場所に失敗し池の上に浮かんだ(沈んだ!?)状態になり床上浸水。
雨の中引越し。その後やることもないので、早くも宴会。

8日くもり時々雨 
本日念願のゴジラの背北穂高岳東稜へ。

6時出発


6時半東稜方面へ向かう分岐部






















北穂高岳東稜・ゴジラの背
前穂高岳北尾根




(※書きかけ作成中)



北尾根へ向かうアプローチ時撮影のモルゲンロート

    


金沢さんの碑をお参りしました。