見知らぬ人が。

つい先日の朝のこと。

最寄の駅(ホーム)にて電車を待っていたら、知らないおじさんが話しかけてきたんですね。
「○○駅に行くには、このホームの電車に乗ればいいんでしたっけ？」…と。

「はい、そうですよ！電車に乗って次の駅が○○駅ですよ」と少し元気に爽やかに言ってみる。これは礼儀としてです。しかし、この…なんのへんてつもない返答が、なんだか分からないスイッチを入れてしまったみたい。

ここから、おじさんの話しが始まってしまう。
「○○駅は私の地元の駅で、17年ぶりに帰ってきたんです。この辺りもすっかり昔とは変わってしまってね…人に聞かないと分からないほどになってしまったよ。実は早朝まで名古屋の刑務所にいたんだ。いやぁ、悪いことはするもんじゃなよ…ほんとうに…」

あ、長そうな話しが始まってしまった…本当なのかウソなのか良く分からないし…と思いつつ、相槌を打ち続ける自分。そして話しは、まだ続く。

「務所で仲の良かったやつは、無期懲役から、20年の禁固刑に変わって大泣きして喜んでたんだ。そういうところなんだよ刑務所は。悪いことはしちゃいけないよ。」このあともイロイロ言ってた気がする。そのうち、電車が来て、何度もお辞儀をして去っていきました。

こんなことが良くあるんですよ…自分は。知らない人に話しかけられやすいのかもしれない。自意識過剰になってることを、さっぴいても多いと思うんですよね…。