メットライブビューイング 2015/11月

今日も雨。

最近雨の日が続いています。

知らなかったんですけれど

この時期の雨を【さざんか梅雨】

と言うのだそうです

ラジオで気象予報士の方が言っていました


へー。そうなんだと思ったわけですが


そんな雨が夜には降り出すというので

せっかくの休日だからと

たくさん洗濯したものたちを家の中に取り込んで

いざ東劇へ！

メットのオペラ

ヴェルディの【オテロ】

を観にいくためです。
(^ ^)





ヴェルディが一旦作曲活動から引退したあとの

晩年の作品


シェークスピア原作のお話なんですが

その価値を数段高めたのではないかと言われている作品だそうです

そんなことは

始まって程なく理解出来たのですが。




1幕始まって間もなく

隣の席にいたおば様の携帯電話が鳴ってしまった事を除けば (－_－＃)

至福の時でした

後半

わかっちゃいたのですけれどね、、、



相変わらずなぐしゅぐじゅになりまして、、。

はい

そうです

【ラ ボエーム】以来です

入り込みまして、


たまには

いいでしょう

我慢など一切せずオイオイ涙しました

(;^_^A




嫉妬心という恐器

自爆にまて追い込む恐器、、、



若さ故、、

後先考慮出来ない悲しさ、、


熱情溢れる愛こそ故



本物。

本物の愛、、。


私はこの

本物の、、というものを

たまたまなんだけれど、、


最近考えていたんです






人を愛し

そして

愛される

この単純で大変難しい公式





それを知ることがてきた幸せな人は

この世に自分が生まれてきた本質を

知ることができるんだろう


たとえ愛している相手に殺されようともです


有る意味凄く素晴らしい事なんだと

METライブビュイング

《MET(ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場)ライブヒューイング》

今期あと1作残して

私の最近のお気に入りの歌手

スザンナ・フィリップス

が

フィオリデリージを演じている

【コジ・ファン・トゥッテ】

を友人と観て来ました。




指揮は、2年間の休養期間を経て

復活した

ジェイムズ・レヴァイン。


さすがにレヴァイン。

モーツァルト特有の

音楽の創りや、

弦楽器の響きのバランス、

重唱のアンサンブルの響きの絶妙な感じ、、、。

ビンビンに感じた感じた！

私の

お腹のちょっと上付近の


ちょうど裏側あたりが


ビュューン。。。


と震える感覚を！

おーっ、これこれ❗️


スザンナ・フイリップスと

ドラベッラのイザベル・レナードの息のあった姉妹の声の融合感や

息のあった自然なやり取り

又、

ドン・アルフォンソのマウリツィオ・ムラーロ

フェルランドのマシュー・ポレンザーニ

グリエルモのロディオン・ポゴソフ

の5重唱、

全てが素晴らしかった！！



個人的な好みになるけれど

私が最高に感動したのは

1幕の3重唱。

そして2幕の

フィオリデリージのアリア。

と記しておこう。


スザンナ・フイリップス、

経験が少ないから、と謙虚に言ってたけれど、

いえいえ、

そこはそんな事はありません、

芯は強いけれど

誘惑に対しての

複雑なフィオリデリージの心の内面を

思う存分たっぷり表現していたと思う

歌唱も本当に素晴らしかった！




友人にお誘いを受けて

初めてMETライブビューイングを知った
訳なんだけれども

あれから

何度か足を運んで

結果的にハマりにハマってしまった私な訳ですが。。


何故なんだろう？と思った時、

さほど困ることはない。


先ず絶対と言って良いほど

全てが素晴らしいのだ。

ハズレが先ず一つも無い。


来週は

ロッシーニの【ラ・チェネレントラ】。

超絶技巧がオペラに魔法をかける

というタイトル。


確かにロッシーニは

大変だ。


私自身も学生の頃

ロッシーニの歌曲から

オペラを学んだことが有る。

相当な技術と体力が必要である



でもね

わたし思うんだけどね、

モーツァルトらしさを追求するということを前提とするのであれば

モーツァルトのオペラは

派手では無いけれど

遥かに最高に難しいのではないかと思います。

❗️


『モーツァルト歌い』

という

固有名詞が有りますよね。



誰もかれもがそう簡単に歌えるわけ無い

楽器をやる人も歌う人も必ず

モーツァルトをやるとなると

どんなプロだって

先ず基本に忠実に

基礎から矯正するんです

勉強し直す人もいるくらいだからね。


恐るべし。モーツァルト。

だけど

大ーい好き！


モーツァルト！


しかし


世界最高峰の歌い手が

この歌劇場で歌うということは

どういうことなのかということを

彼らは知り尽くしている

だから

百パーセントの力を

出し尽くしている

オペラ【仮面舞踏会】

合唱のお手伝いにとお誘いを受けて

=Le Voci=

という団の第13回公演

ヴェルディ生誕200周年記念

オペラ【仮面舞踏会】

に出演。

今日がその本番初日。




かつしかシンフォニーヒルズにて


本格的なオペラの舞台は私も久しぶりです

音楽監督の音楽の創りに新たな発見があったり

演出家の先生による
作品の時代背景から出演者の動き方の指導があり、

その根拠を示されるとふん、ふん、と納得。

こうして徐々に作品に肉付けされて

さらに細部にわたる指導がなされて行く

オペラの製作現場は

本当に楽しいし、

凄く勉強になる。

来年はどうされますか？と聞かれて、

はい、元気で生きていたら。

と答えちゃいました！

はは！

オペラ【秘密の結婚】

知り合いからの

ご案内です

この場で宣伝。







才能はあるのだけれどそれを発揮するチャンスが無く消えていってしまう。


非常にもったいない状況、、、

音楽の世界ではたくさんあります。


そんな才能の持ち主にも出演のチャンスとステップアップをそして皆で応援していこう！！

という趣旨で開催されています。


そんな実力のある歌手の方々が出演されるわけですから、

見ごたえ聴き応えは間違いなくありますし、安価な料金でオペラが観られるのは

この上ない事ですね。