母が亡くなったのは..突然のこと
末孫の息子が 小学校の1年を終えて
2年生の新学期を迎える春休みの最後の日のこと
4月 桜の花見に出かける準備をしていて
急に気分が悪くなった..と言ってそのまま
その前々日には
春休みの最後に 泊まりに来させて
とのリクエストに応えて
息子をお泊りさせて 迎えに行った折に
夕暮れの薄暗闇で
私と息子とを見送る母の姿を見たのが最後でした
明日からは 新学期
というその日
私は 息子と自宅でのひと時を楽しんでいた
そこへ突然の 救急搬送された という連絡
病院について見た母は
もう...帰らぬ人になっていた
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あまりにも衝撃的なままに
桜満開の季節に執り行われた葬儀..
通夜の夜
空には月が輝いていました
日取りを正確には覚えていません
が..
その年は 母が無くなった日から数日後が
満月 でしたから
おそらく十三夜の月だったかも知れません..
美しすぎた母の逝き方..
それは
私が感じてきた母への思いを
一掃させるほどのものがありました..
母の元から離れるまでの20年余りの歳月は
幼少期からの心のすれ違いと
15歳からは特に
母親に見放されたかのような環境の変化の中..
私は満たされることなく
彷徨う心を抱えていた当時の自分が
未だに蘇る瞬間がある..
以前よりは 起こりませんが
この感情は 生涯癒されることは無いのだ
・・と思うのです