The Way We Were

誰しも通り抜けてきた
切なくも愛おしい時代
My Adolescence

4月になると 母を想う

2022-04-15 | 2022年
 15歳の春
  (高校入学の年)
 私は 突然 家の中で一人ぼっちになった。。
 
 
 
 母が亡くなったのは..突然のこと
 末孫の息子が 小学校の1年を終えて
 2年生の新学期を迎える春休みの最後の日のこと
 
 4月 桜の花見に出かける準備をしていて
 急に気分が悪くなった..と言ってそのまま
 
 その前々日には
  春休みの最後に 泊まりに来させて
 とのリクエストに応えて
 息子をお泊りさせて 迎えに行った折に
 夕暮れの薄暗闇で
 私と息子とを見送る母の姿を見たのが最後でした
 
 明日からは 新学期
 というその日
 私は 息子と自宅でのひと時を楽しんでいた
 
 そこへ突然の 救急搬送された という連絡
 病院について見た母は
 もう...帰らぬ人になっていた
 
*******************************
 
 あまりにも衝撃的なままに
 桜満開の季節に執り行われた葬儀..
 通夜の夜 
 空には月が輝いていました
 日取りを正確には覚えていません
 が..
 その年は 母が無くなった日から数日後が
 満月 でしたから
 おそらく十三夜の月だったかも知れません..
 
 
 美しすぎた母の逝き方..
 それは 
 私が感じてきた母への思いを
 一掃させるほどのものがありました..
 
 母の元から離れるまでの20年余りの歳月は
 幼少期からの心のすれ違いと
 15歳からは特に
 母親に見放されたかのような環境の変化の中..
 私は満たされることなく
 彷徨う心を抱えていた当時の自分が
 未だに蘇る瞬間がある..
 
   以前よりは 起こりませんが
   この感情は 生涯癒されることは無いのだ
   ・・と思うのです
 
 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« My Nostalgia | トップ | 映画 20歳のソウル HATACHI N... »
最新の画像もっと見る

2022年」カテゴリの最新記事

カテゴリー

プロフィール

最新コメント

  • RSS2.0