先日のある調査で、行きたくない都市に名古屋市が選ばれました。そんな問題より、この地域に住む人々にとって重要な問題だと感じていることがあります。
それは、名古屋高裁の様々な判決や控訴棄却。司法という権力が、地域住民に及ぼす影響は極めて大きいです。
最近では、美濃市長の贈収賄での逆転有罪に、多くの人が耳を疑いました。判決を下した裁判長は名古屋高裁赴任前には、秋葉原無差別殺人事件や袴田事件の再審と死刑執行停止など、納得いく判断を下している人物にも関わらず、証言の機会も与えられず棄却。
他にも名張毒ブドウ酒事件での奥西死刑囚の控訴棄却など。また、僕の知人でもあり、多くの人々が冤罪を訴えている鈴鹿殺人事件も控訴棄却となっています。高裁には、どうも棄却の文字しかなく、推定無罪による再審の道は拓かれないのかと思います。
ジャーナリストの江川紹子氏曰く、名古屋高裁には魔物が棲んでいるそうです。魔物の正体が白日の下にさらされることの方が、この地に住むものにとっては重要な問題ではないかと思います。