映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はガリ勉女子高生コンビが繰り広げる青春コメディ「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」です。
この作品、巷の女性映画ファンから、絶大の人気を博していた記憶があってDVDにて遅まきながら鑑賞してみました。監督は、リチャード・ジュエルでも出てた女優オリビエ・ワイルドの長編映画デビュー作品です。
舞台はある高校で、生徒会長をやってるモリーと親友のエミー。この二人成績優秀で高校の模範的な存在。高校生活をただただ勉強だけに励み希望の大学に進学勝ち取っていたのですが、卒業前夜のパーティーに夢中なクラスメートたちが実はエリート大学や有名企業に就職が決定しているのを聞いて、勉強で犠牲にしたきた高校生活を取り戻すためにパーティーで思い出を作ることに。
ただただ、卒業式前夜のパーティ―の顛末を描いている内容なんですが、これがなかなか濃密で、先ずぽっちゃり体型でおしゃべりなモリーと内気で美人なエミーコンビの好対照な姿と漫才的な会話がとにかく面白い。それでいて、クラスメートたちの個性的なキャラクターの隠された真実的な部分もちゃんと描かれていて飽きさせないです。また流れるパーティーチューンの音楽もグッドです。
これは女子受けするはずだわと納得ですが、少々変わった僕のようなおじさんにも受けるわけですから、映画ファンならそれぞれに青春映画を代表作がると思います。僕の中での青春映画ベスト1は何といっても「アメリカングラフィティ」ですが、時代ごとに彩るその世代の青春映画のベスト1のひとつになるでしょう。