映画「ドラゴンタトゥーの女」を観てきました。
ずいぶん前から、映画館の予告で何度も流れ、探偵会社のアシスタントの奇異な女性の姿とダニエル・クレイグの渋い編集長役と、映画セブンではまったデヴィッド・フィンチャー監督と三つの好奇心要素が重なった期待をもって観ました。
内容は、敗訴により多額の賠償金を抱える、雑誌ミレニアムの編集長ミカエルが、スエーデンの財閥から40年前に失踪した一族の娘ハリエットの事件調査を依頼され、ミカエルの身辺調査をした、背中にドラゴンのタトゥーを入れた小柄な女性リスペットをパートナーに、事件の真相を暴くというスリラーです。
今回の内容が、聖書の引用による連続殺人事件と絡んでいくのが、映画「セブン」での7つの大罪と重なってすんなり、作品の中に入っていけました。
セブンの場合は、ベテランと新米刑事の相棒でしたが、今回は渋くてセクシーなダニエル・クレイグが編集長をそして表題のドラゴンタトゥーの女が才媛ルーニー・マーラが、特異なキャラクターを見事に演じきり目をそむけそうになるシーン(実は茶々丸オヤジ、エグイのは苦手なんです)も直視してしまうほど、彼女の魔力で惹き込まれました。
ストーリー展開もスリリングで、事件の紐解きが、今のネット社会を投影し、リスベットの私生活を重ねることで現代社会の闇を暴き、さらにミカエルへの恋心までも描くをスリラーにラブロマンスが加わって、贅沢で魅力的な映画でした。
今回は、三部作の第一弾、今後の作品に今からワクワクしています。