映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。マット・デイモン主演の社会派作品「プロミスト・ランド」です。
今話題の石油に変わるエネルギーとして注目を浴びているシェールガス。地上の奥底にある天然ガスを特殊な掘削技術による地上に引き出すと言うことですが、今回の作品はシェールガスが眠る貧しい農村地域の買収を任された青年の葛藤を描いた作品です。
大手エネルギー会社のマット・デイモン演じる幹部候補生が、貧しい農村の採掘権を相場より安く買収するよう命じられます。交渉にあたる中で、採掘に反対する村の化学教師と環境活動家により交渉が難航。住民投票により採掘の是非を問うことに。交渉に奔走する彼に思いもしない事実がもたらせれます。
マット・デイモン自らが、脚本しグッドウイルハンティングでタッグを組んだガス・バン・サント監督により生み出された社会派作品は、観る人に問いかけるような演出を最後の最後に導き出しました。
エネルギー資源がもたらす利権による様々な人間模様を通して善悪をも超えた人間の本性に迫った作品のように感じました。