今回の旅は、この年になって初体験ばかりです。日本には、美しい情景が数多くあり人生でその情景を体験できることは、この上ない喜びです。
今回は、日本三大夜景のひとつ神戸です。三大夜景は、函館、神戸、長崎。函館の夜景は、絵画に例えるなら、縦に伸びる情景で、神戸の横に広がる情景です。
そして、今回感じたのは、六甲山系がもたす多極的な情景です。六甲山地の中央にある摩耶山の展望台から望む夜景が三大夜景のひとつに数えられるのですが、そこまでにいたる数箇所の夜景スポットも山頂にひけをとらない美しさがありました。
夜景は、自然と人工物が織り成す融合アートです。山などの自然の高台がなければ完成せず、また、日本の四季がもたらす空気により様々な色彩の変化をもっています。それは、自然の人間の共生を感じる情景でもあります。
※夜景との共演で光のアートを奏でる総檜葺きの六甲枝垂れ