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額縁のむこうの音楽 メナード美術館

 
 
なじみの美術館あることは、美術ファンにとってはとても幸せなことです。小牧市あるメナード美術館は僕にとってはそんな美術館です。気軽に訪れることができる距離とコンパクトなスペース。内外の美術品を多数所蔵し、テーマ性のある企画展で作品の持つ多様性が体験できる素敵な美術館です。
 
今回は新春の企画展で3月8日まで開催されています。テーマは「額縁のむこうの音楽」音楽をキーワードに作品の中にある楽器や音のなる風景、さらに画家と音楽の関係などをキャプションで丁寧に解説されています。
 
先ず最初の展示室では、初公開作品の有元利夫の彷徨やルノワール、ゴッホ、ドニ、アンソール、クレーなど当館を代表する作品が並びます。展示内には、絵画とバロック音楽を愛し自らもレコーダーを趣味としていた有元作曲の音楽がほのかに流れ、ゴッホやルノワールが愛した楽器のエピソードや演奏家としても活躍したアンソールやクレーのエピソードが紹介されています。
 
次の展示では、楽器のある情景あふれる作品にドビュッシーやサティなど音楽家と画家の深いかかわりが紹介されています。音楽の視点で様々な作品を観ていると心の中に音楽が流れ、作品を観ながら心地良さがさらに増しました。
 
今回の企画展は、何度の足を運び、何度も当館の名画にふれてきましたが、とても新鮮な気持ちで鑑賞でき名画の持つ魅力が溢れ出てくるような展覧会に思います。音楽好き、美術好き、また楽器のい親しむ子供たちと一緒に、名画の向こうにある音楽を鑑賞してみてはどうでしょうか。きっと、新しい発見があると思います。
 
 


 
 

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