ちょっと、個人的には情報が錯綜している、感じはある。
”それ”は、果たして世代的な意識の問題か、それとも或いは作家本人の過失かによるモノか。
※「pixAI」にて、タイトルをプロンプトに入力して出力
昔の名作は此処で描かれたが、ここは既に。
直近の「艦隊これくしょん」界隈で、少し炎上案件があった。イベントと共に新たな艦娘「レキシントン」が追加された、のだが。それのデザインを担当したのが「麻宮騎亜」氏、少なくとも40~50代位のアニメファンなら知らない人は居ないのでは?的なネームブランドを持つレジェンドではある、のだが。そのキャラデザインが何か、異様と言って良いレベルで否定されて、居る。
深刻なのが、反応は肯定派?も概ねが「確かにそんなに」でもそこまで叩かなくても、である事ではある。成果報酬として妥当じゃない!というか…ともかくそのユーザー層には全否定、そんなデザインだった訳だが。「麻宮騎亜」氏自身も、「なんか命の危険を感じる」レベルで集中する否定、というのは尋常ではなく…まあ「艦これ」と言う界隈がそれだけ世間と乖離した特殊だから、そう言う話でもある訳だけど。
…ただ、逆に言えば今、ネームドの感覚と実際の市場とは、この位に乖離がある、という事でもあるのでは。自分も時々感じる事だ、「今、何がウケてるんだ?」が、不意に解らない、的な感覚。自分が面白いと思って投入した物が、市場にとっては汚物でさえある、という評価を受ける、それはちょっとまあ、作家でなくても厳しい。
平成というのは、一体何だったのだろう?ではある。
ともかく印象的な話で言えば「萌え絵」それで構成されてるのが艦これ、というコンテンツではあり…そこで絵を描いている人々、というのもほぼ同人寄りの人々では、ある。そもそも萌え絵と言うのがまあ、「同人界隈で隆盛した」的なニュアンスを持つ絵柄ではあり、ともかく著作権的な物を感じない、という特徴はある、発祥がハッキリしない。極論すれば今のAI絵柄に近い、訳だがそれでいて絵師の個性も表現し得る、的な?まあ意味を考えると非常にハイスペックなそれではある、がそれに対して。既存の「絵柄」或いは60代のそれ、が。まあ殆ど全否定された、感じには成る訳で。
これを「不足」と言うべきか、ではある。彼らの絵柄は、”彼らの世界でしか”通用しない、訳だ。
しかし本来、麻宮騎亜氏と言えばアニメーターとしても著名だった筈、ではあり。とは言え…そう言えば「星と翼のパラドクス」と言う体感型アーケードゲームでも、貞本義行氏のキャラデザは賛否有った気は、する。そしてゲームその物も、何となく早期に終了してしまった訳だが。それは果たして作家の絵柄それが見せる方向性を現場が処理しきれなかった、という事態なのか或いは、ではある。彼らを導入する限り、主導権は”彼等”に有るのだ、監督ではなく?という事態の結果、現場が市場の要求との乖離に対して合わせきれなかった、そう言う事もまあ、言えない訳じゃない。
しかし一応、その例では「ああ残念」で済んだ…?が。今回のそれはちょっと、騒動と言って良いレベルでの否定に成ってる、のは。何か麻宮騎亜氏個人に、市場に対する問題があった…そう言う事態だろうか。
ともかく実際には、マクロスのバルキリーデザインで有名な河森正治氏も結構パワハラ、というか現場に無理を強いる作家?だったという現実はまあ、ある。評価と実際が一致してない、というその乖離は、彼らの世代には当たり前のそれ、という感じはまあ、ちょっとする。艦これは、その内容的にも同人絵師の界隈に多くのプレイヤーを持つ、というのも理由だろうか。実際にはこの位に、60代の作家らは、市場から忌避されているのだ?
部外者と言い切って良いのか悪いのか。ともかく「人気の利益性のある市場」に、”彼ら”が入れない、という事態その一例を見た、感じはある。懸念はあったのだ、状況が変わったら、実は60代位の作家はヤバイのではいや既にもう。平成の間にか形成された市場と、ネームブランドの間には著しい乖離が実はあって、その断絶は、ネームブランドが既に暮らしていけないくらいに深刻に成っている、のでは。
改めて、60代とは虚構を目指した世代だった、という気も、する。
”それ”から実際には、特に就職氷河期世代は足蹴にされて暮らしてきた、そう言う事だろうか。
不意に、「ニート」実際にはその深刻さ、なのか?そんな想定も、する。