あげちうのブロマガ

売れたと言う現実と正義との溝

理解は出来る。

「日本は窮地に立たされていた。しかし、新兵器「潜水空母」が完成し、反撃作戦が立案される。敵の虚を突き、敵都市への直接攻撃を行う。日本の命運はパイロットで有る貴方に託された」

というゲームは、ちょっと興味がある。ダメでも、或いは上手く行っても、だ。ともかくヒットが有り、そこにまだ需要があって、数多のメーカーがそこへ新たな物を「STG」というジャンルとして投入する中、その作品はでも、あまり売れなかった。

「ゼロ戦に乗ってみたい」

”作った理由”はそれでしか無かったからだ。


今までよりも遥かに面倒な理由かもしれない。そこに別に、悪意や犯罪性は無いのだ。単に、市場の需要に合致してなかった、だけ。同意は結構有る、その楽しさ?に理解も出来る、それは悪くない物だ、才能が無いとは言えない、良識的でさえある、しかし。

それは売れなかった。

理解としても、「星と翼のパラドクス」の早期終了、その理由ではある。客はもっと、ガンガン敵を倒す!様ないわゆるバトルFPSぽいのを期待した訳だが、実際のゲームデザインは真逆に近かった、被弾を避け逃げ回り、要求を満たしたら速攻で逃げる。面白くない訳では無い、感覚も同意し得る、或いは多分、デザイナー?の処世術でさえある、そしてそこに現実的な事実もあるのだろう、しかし。

現実的じゃ無かった、と言う、それは或いは有る。


「面白い」と言う事は”正しい”と言う事なんだよ。

自分的に、作品のスタンス、ではあるのだけど。正しくなかったのだろうか?それは、少し重い疑問ではある。もちろん勝たねばならない!時、そしてリアルを考えたら、敵機を一機でも多く撃墜するべきだし、それ以外での勝利はほぼ無い。戦争にあるルールはシンプルだ、スポーツの様に、後ろ向きかの戦略を選択し得る余地はあまり、無い。愚者と愚者が、腕が潰れる覚悟で殴り合う、そこに対して不適当な傍観者の視線ではあるか。昭和の頃は、”これ”を無理矢理評価してしまったきらいはある、しかし今は、如何に最上位が認めようと、「その上」の選択は絶対である。

或いは、それは昔から、だ。

創作と言う商売は、そんなに快楽的では無かった。

結論で、それはそう言う意味なのだけど。

昭和の頃の幻想はまた一つ、消えてはいく。

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