日付が変わり、昨日になりますが、北海道函館市で桜が開花しました
今年は、暖冬の影響もあり、東北地方などでは平年より1週間以上早い開花となりましたが、北海道では4月に入ってから肌寒い日が続いたこともあり、やや足踏み状態といったところです
(表及び図は、気象庁ホームページより)
よく、農業の現場では、栽培管理の目安として「有効積算温度」というものが使われていますが、桜の開花にも日々の気温が大きく影響しており、気象会社などの開花予想では気温を基にした計算式が使われているようです。
私も、自分なりの計算式で試算してみたところ、札幌の開花予想は4月30日(今後の気温次第では29日)になりましたが、果たしてどうなるでしょうか
今年は、みんなでお花見などができず、少し寂しい桜の季節となりましたが、桜の花は、北国にも本格的な春が訪れたことを改めて実感させてくれますね
昨日、青森県青森市では、平年より8日早く桜が満開となりました
しかし、今夜から明日にかけては冬型の気圧配置となり、肌寒くなりそうです
(天気図は気象庁ホームページより)
先日、関東などでは満開の桜に雪が積もり話題になりましたが、明日は東北地方でも桜と雪の競演が見られるかもしれません
今年は記録的に雪が少ない年でしたが、ちょうど各地の桜に合わせるように降るあたりが、なんとも自然の奥深さを感じるところです
今日は、東海地方や関東甲信地方を中心に雨や風が強い天気になっており、特に静岡県や神奈川県では、12時間で100㎜を超える大雨になっている所もあり、土砂災害や洪水などに注意が必要です
この荒れた天気をもたらしているのは、日本列島を挟むように東進する二つ玉低気圧です
二つ玉低気圧は、発達しながら東進するので、進行方向に当たる地域では雨風が強くなりやすく、また、日本列島を挟むように日本海と太平洋を二つの低気圧が東進するので、荒れた天気になる地域が広範囲に及ぶという特徴があります。
冬の名残の寒気と春の陽気をもたらす暖気がせめぎあうこれからの季節は、メイストームとも呼ばれる春の嵐が起こりやすい時期ですので、二つ玉低気圧や日本の南岸を低気圧が東進してきたときは要注意です
※天気図は気象庁ホームページより。
暖かった昨日までとは打って変わって、今日の北日本は最高気温が10℃に届かない所も多く、肌寒い一日となりました
春先に多い、いわゆる「寒の戻り」と言われるこの気温の変化ですが、今週は少し長めの「寒の戻り」となりそうです。(画像は全て気象庁ホームページより)
これは、上空にこの時期としては強い寒気が立て続けに入って来るからで、特に明日は上空5,500m付近でマイナス36℃という寒気が北海道や東北地方上空に入ってくるため、北海道のみならず、東北地方でも雪になるところが出てきそうです
気温の変化で体調を崩さないように気を付けたいものです
↑ 4月6日(月)9時の予想天気図
※西高東低の冬型の気圧配置が予想されています。