今日の北日本は、最高気温が25℃以上の夏日となったところもあるなど、初夏らしい暑さになったところが多くなりました(アメダス気温画像は、気象庁ホームページより)
平年であれば、今後2週間ほどで、東北地方も梅雨入りの時期を迎えます
梅雨に入ると、曇りや雨の日が多くなり、気分もなかなか晴れませんが、そんな時期だからこそ、晴れ間が見えた際にはとてもすがすがしい気持ちになります
そして、その時期にもう一つ晴れやかな気持ちにしてくれる現象が「虹」です🌈
「でも、虹って偶然だから、そんな簡単に見られない」、「もっと虹が簡単に見られる方法はないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
虹は、太陽の光が雨粒(水滴)を通過する際に、屈折・反射して発生します。
つまり、虹が発生するためには、
・日差しがあること
・空気中に雨粒(水滴)があること
という条件が最低限必要であるということになります。
つまり、雲一つなく晴れている時や空一面が雲に覆われて日差しがまったく無いときには、発生しません。
逆に発生しやすいのは、例えば、雨をもたらした低気圧や台風の通過後、寒冷前線の通過後、夏の夕立の後、秋に日本海側でよく起こる時雨模様の日などです。
そして、発生する方向は、太陽と正反対の方角になります。
また、太陽の高度があまり高くない時間帯(朝や夕方)の方が見やすい位置に虹ができます。
例えば、見出し画像の虹は、夕方18時頃に撮影したもので、こちらの画像はお昼前後に撮影したものになりますが、太陽の高度が高いお昼前後に発生した虹は、空の低い位置に発生しているのが分かります。
また、条件が合えば、例えばこのように夕焼けと虹が一緒に見られることもあります。
なお、虹は、太陽が雲に隠れたり、雨雲が遠くに離れていくなど、発生の条件が解消されるとすぐに消えてしまいます。
朝方や夕方の雨上がり、日差しが出たらすぐに、太陽と反対の方角の空を眺めてみると、虹が見られる可能性が比較的高いかと思いますので、参考にしていただければ幸いです