昨日、今日と季節外れの暖気で、北日本を含めた各地で雪解けが一気に進みました
とはいえ、札幌や青森では、まだ1m以上の積雪が残っています。
※2022.2.27の最深積雪は、札幌107cm、青森114cm。
そこで、根雪(1cm以上の積雪がある期間)の終日がいつ頃なのか、気象庁のホームページで調べてみました。
すると、平年値は、札幌では4月2日、青森では3月23日でした。
ただ、今シーズンは記録的な大雪となっていますので、平年よりは遅くなりそうな感じがします。
そこで、札幌と青森で同じように大雪となった2012冬~2013春の根雪の終日を調べてみました。
今シーズン(2021冬~2022春)と2012冬~2013春の最深積雪は下表のとおりです。
年最深積雪も2/27時点の積雪も、似たような感じであることが分かります。
それでは、2012冬~2013春の根雪の終日はいつだったのか、3月1日以降の日最深積雪の推移を見てみると、
3月上旬までは1m前後の積雪がありますが、3月下旬以降急激に雪解けが進み、青森では4月4日(平年差+12日)、札幌では4月13日(平年差+11日)でした。
今シーズンも3月1日時点で1m程度の積雪が残っていそうですので、根雪の終日は平年より10日近く遅くなるかもしれません。
ちなみに、北陸地方の富山の根雪終日の平年値は2月16日ですが、今日(2月27日)現在も積雪が16cmありますので、今シーズンは既に10日以上遅れていることになります。
記録的な大雪となっている今シーズンは、雪解けが進むこれからの時期、融雪に伴う屋根からの落雪や低地の浸水、山間部や急斜面等での雪崩に注意が必要です。
特に気温が急激に上がったり、雨量が多くなる日は、融雪が一気に進みますので、十分にお気を付けください