昨日のブログで、青森市と新庄市の今冬は、平年の4割程度の降雪量であることを紹介しましたが、今冬は積雪日数(雪が積もっている日数)も記録的に少なくなっています
気象庁のホームページによると、両地点で今冬1cm以上の積雪が観測された日数(2月23日時点)は、青森市で69日、新庄市で58日となっています。
両地点のこれまでの最少日数は、青森市で88日、新庄市で84日ですので、今後の天候推移次第では、この記録を更新する可能性が出てきました。
雪が積もっていない場合、太陽光が雪に反射されず、その分地面が吸収する熱量が多くなります。つまり、雪が積もっている日数が少ないということは、地温が高くなりやすいので、植物や生物の動き出しが平年より早まる可能性があります
実際、先週末くらいから外で虫が飛んでいるのを目にするようになってきました。
来週3月5日は二十四節気の一つ「啓蟄」(けいちつ)です。
啓蟄の意味は「冬籠りしている虫たちが這い出ること」らしいですが、今年の東北地方は啓蟄を待たずに虫たちが動き出しているのかもしれません