チョウゲンボウ（長元坊）のホバリング

2月28日撮影　江戸川河川敷

まさかこんな近場でチョウゲンボウ（ハヤブサ科）に出会えるとは思いも寄りませんでした。


最初、木の上に鳥の姿をみつけたときには、どうせまたツグミかムクドリだろうと思いました。（下の写真1枚目）
でも、遠いわりに大きく見える。

あまり期待せずにシャッターを切りながら距離を縮めて行くと、、、すぐに飛び立ってしまった。（↓下の写真2枚目）
一瞬、鳩に見えてがっかりしたのですが、次の瞬間、川の上を大きく旋回し始めたのを見て、気付きました。

猛禽類だ！！

一気にテンションが上がり、必死に目で追って、カメラを向けるのだけど、全然ピントが合わず、、、

だんだんと小さくなっていくのを見て諦めかけた時、なんとなんと、こちらへ戻ってくるではありませんか。
そして私の頭の上まで来てホバリングを始めたのです！　それも2分間も！
なんで私の上でホバリングしているのか気になったけど、なんとか撮ることができました。それが上の写真です。

下の写真は、葦原の上でホバリングした後、土手の下の木に止まったところ。ちょっとピンボケです。
木の下にいるツグミが狙われるのではないかと心配したけど、気付かなかったのか、関心が無かったのか、じきに川の方へ飛び去りました。

図鑑によれば、チョウゲンボウはホバリングしてネズミなどを襲うのだそうです。ネズミがいないときにはスズメやホオジロなどを。
それで葦原のそばへやって来たのですね。
江戸川の河川敷は平日でもジョギングやウォーキングの人が通り、鳥が隠れてしまうことが多いのですが、
きょうは、人の波がちょうど途切れたタイミングで思いがけない鳥に出会い、ラッキーでした。

　GF1+LUMIX G VARIO100-300mm F4.0-5.6　トリミングしています