
映画「犬神家の一族」2006版を観てきたよお。
「すべては偶然。」
いやあ深いねえ。偶然に偶然が重なったことも最後の妙に明るい終わり方も毎週やってるサスペンスドラマの大モトかと思うと味わい深い。
深キョンかわいいねえ。幼い脇役を演じたら最高。
キャスティングがなにより良い。富司純子の時代がかった芝居はたまらなく良い。尾上菊なんとかも歌舞伎と現代映画のコラボだね。
一番印象的なのは音楽だ。しっかり聞いたことはなかったけど、これまでもテレビで聞いていたのかも。何回、流れてきても感動する条件反射モノ。
全体に古典すぎて笑えるようなコテコテサスペンス。
「世が世ならお殿様だ」とか「復員」とか歴史的キーワードが散りばめられてる。
主役金田一と対照的なぼんくら警察官は織田裕二の「事件は会議室で起こってるんじゃない!」の刑事ドラマに受け継がれてるしね。
コメディを全員大真面目に演じてる楽しい映画でした。