こんにちは!梅田店大藤です。
本日は東洋エンタープライズさんから入荷しました、2016年冬モデル「別珍Xサテンキルトリバーシブルスカジャン」のご紹介です。
滑らかな曲線で刺繍された眉や縞模様など、凝った描写が特徴的な虎の絵柄。1950年代中頃に作られた作品で、当時の刺繍職人のセンスが垣間見えます。リバーシブル面は緑と赤の、捕食同士を組み合わせた、ヴィンテージの独特な配色を再現しており両面まったく異なる印象です。 素材:別珍×サテン スーベニアジャケット(スカジャン)とは戦後間もない頃、米兵が日本駐留の記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や所属していた部隊、基地名などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。その後、スカジャンは土産物として商品化され、各地のPX(Post Exchangeの略で米軍基地内の売店の通称)で販売されるようになった。 当時、このスカジャンをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、東洋エンタープライズの前身の会社「港商商会」であり、スカジャンの生産が全盛期となった1950年代には納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。また、港商が納入していた衣料品にはアロハシャツも含まれていたが、 柄には「鷲・虎・龍」をモチーフにしたオリエンタルな柄なども含まれており、 スカジャンやアロハシャツは日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品だと言うことが伺える。 港商から始まり半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきた「テーラー東洋」。一過性のブームではなく、文化として継承し続けているこのブランドこそが、オリジナルである。 ぜひ店頭にておためしくださいね。 |