養生訓 養生の道 貝原益軒
自分の体は天地の賜物
人の体は父とははがもとであり、さらにさかのぼれば天と地をはじめ
としている。
人としてこの世に生を受けているのであればひたすら父母、天地に孝
をつくし 人として正しい道を歩みできることなら幸せに長生きを
して喜びや楽しみを得ることは人として願うことではないか。
教えを良く考え養生の術を学び自分の体を保つべきである。
これは人生第一の大事である。
欲望のままに行動し身を滅ぼし命を失うことは愚かの極み
命短ければ天下の富を得ても役には立たない。
ゆえに「書経」に長寿は五福の一番目に挙げられている。
身を損なうのは「内欲」と「外邪」
まず自分の体を損なうものを取り除くべきである。
内欲とは
飲食の欲、好色の欲、眠りの欲、おしゃべりの欲それに七情
〈喜 怒 憂 思 悲 恐 驚〉
外邪とは
〈風 寒 暑 湿 燥 火)
養生訓の中から引用しました。