北朝鮮を煽るアメリカ

北朝鮮とトランプの幼稚な威嚇が止まない。
朝から晩までメディアは大騒ぎしているが、果たして本当に騒ぐほどの危機なのか？
北朝鮮がグアムにミサイルを撃つ可能性はほとんど有り得ない。
なんの得があるのか？
人は自分の得にならないことは自ら進んでしない。
もしやるとすれば、自らが危機に陥った時だ。
つまりアメリカが北朝鮮を戦争に引きずり込む時だ。
アメリカならやりかねない。
過去に日本も北朝鮮以上にクソな時代があった。
アメリカはその時も今の北朝鮮にしているように経済制裁を加えて日本を追い込んでいった。
情報統制で国民に正しい情報が伝わらなかった日本は、鬼畜米英、我が国に正義ありとばかりに戦争に向かっていった。
いくら北朝鮮が国民に対して情報操作しているとしても、あの頃とは違う。
インターネットも普及している。
敵の力がどのくらいなのか充分理解しているはずだ。
この状況で一番喜んでいるのは一番被害者ヅラしている当のアメリカだ。
アメリカは朝鮮半島、東アジアに常に緊張状態を保つ事を理想としている。
同盟国の日本と韓国を利用しながら米軍を東アジアに展開し続ける事が彼らの戦略だからだ。
日本も韓国もまたその立場を利用して、軍需産業で潤う経済大国アメリカに倣って軍拡を正当化出来る状況を歓迎している。
つまり、この状況を日米政府はホントの危機とは思ってない。
しかし都合が良いので「大変だ〜大変だ〜！」と騒ぐ。
それに日本のマスコミが乗せられて連日大騒ぎをしている。そんな感じだ。
私達お茶の間から見ても、アメリカが北朝鮮を異常なほど煽ってるのがわかる。
それに、米国はもう何十年も前から朝鮮半島で北朝鮮を威嚇するための米韓軍事演習を年がら年中派手に行ってきた。
たいした軍装備のない北をずっとずっと最新兵器で威嚇して恐怖を与え続けてきたのだ。
北朝鮮が核を持つことが悲願だったのにはそういう経緯があるのだ。
最近、突然、意味もなく北朝鮮が調子に乗ってきたかのような報道には疑問を感じる。
日本のメディアは、推測や想像でしか喋れないような変な評論家を呼んでただ質問するだけではなく、歴史も踏まえ、多方面から調査、検証することや、海外の反応も正確に伝えることが大切だと思う。
北朝鮮の演習や訓練を報道するなら、米国の演習や訓練も詳細に調査し報道することがバランスのとれたメディアのあり方ではないのか。