【石獅、象山共同】中国が沖縄県・尖閣諸島の周辺を含む東シナ海で設けた休漁期間が16日正午(日本時間同日午後1時)に明けた。東シナ海に面する福建省石獅市の祥芝中心漁港では多くの漁船が黒煙を上げ、爆竹を鳴らして続々と出港していった。日本政府は中国政府に「中国漁船が大挙して尖閣周辺に来ると日中関係は壊れる」と警告、動向を注視している。
祥芝中心漁港で16日午前、荷積みをしていた底引き網漁船の船主は「釣魚島(尖閣の中国名)周辺へ約1カ月、漁に行く。毎年行っている」と強調した。
(共同通信社)
もうこんなニュースもおなじみになりました。
『中国漁船が尖閣に!!』
ってやつ。
こういうニュースによって日本国民は『中国が攻めてくる〜、軍備増強を〜〜〜』って騒いできましたが、これ、大切なことを一切報道していません。
ホントに中国が攻めてくると思ってますか?
ネトウヨが大騒ぎしてるように、はたして中国は日本に攻め込むために、先ずは尖閣を、そして沖縄を、その次は日本を狙っているのでしょうか?
ヾノ・ω・`)イヤイヤ
中国もそこまで考えてないし、日本国民がそこまで大騒ぎしてる意味もおそらくわからないでしょう。
だって、この尖閣への中国漁船の立ち入りはまったく違法ではないからです。
『日中漁業協定』
(2000年新協定)
↑↑↑
政府はこの協定の内容をほとんど説明しませんね。
そしてマスコミも、このニュースを流す時に、あえてなのかわからないのか、この協定も一緒に報道することはしません。
まさか、わからないってことは無いと思うので、政府の意向でわざと国民にお伝えしないのでしょう。
この協定の中で、日本は尖閣諸島北方に関して『暫定措置水域』を設置することを中国と約束している。
その『暫定措置水域』内では、
いずれの国の漁船も相手国の許可を得ることなく操業することができ、各国は自国の漁船についてのみ取締権限を有する
とあるのです。
つまり、尖閣付近で中国漁船が魚を捕ることは何ら違法でもなんでもない。
そういう約束を日本政府は1997年に締結し、そして2000年に発効している。
つまり、日本の領土である尖閣を、領有権を主張している中国にある意味『差し出した』ということ。
いったん領有権争いは棚上げして、一緒に仲良く使いましょうね〜❤
もちろん魚も自由に取っていいですよ〜💓💓
ってことです。
これを締結した1997年とは、第2次橋本内閣。
この面々。
そして、1998年から発効した2000年までは小渕内閣。
総理大臣 小渕恵三
法務大臣 中村正三郎
外務大臣 高村正彦
大蔵大臣 宮澤喜一
文部大臣 有馬朗人
厚生大臣 宮下創平
農林水産大臣 中川昭一
通商産業大臣 与謝野馨
運輸大臣 川崎二郎
郵政大臣 野田聖子
労働大臣 甘利明
建設大臣 関谷勝嗣
自治大臣 西田司
内閣官房長官 野中広務
総務庁長官 太田誠一
北海道開発庁長官 井上吉夫
防衛庁長官 野呂田芳成
経済企画庁長官 堺屋太一
科学技術庁長官 竹山裕
環境庁長官 真鍋賢二
国務大臣 柳沢伯夫
内閣官房副長官 鈴木宗男・上杉光弘
古川貞二郎
内閣法制局長官 大森政輔
第2次小渕内閣では、中曽根弘文・河野洋平・二階俊博・谷垣禎一・額賀福志郎などの名前も出てくる。
つまり、この尖閣の漁船問題は歴代自民党の外交によるもの。
当時は、日中関係の正常化を目指して良かれと思いやった事だったかもしれない。
それを安倍政権が、政権維持のために『危険な外敵』の存在を作り上げ、利用したってことだろう。
マスコミを使って騒ぐ割に、何ら対処しないのがその証拠。
ホントにヤバいなら、逮捕なりなんなりすべき。
でも、違法でもないものを拿捕したら、これ、世界中から叩かれますね。
そして、『尖閣防衛のために辺野古基地は必要!』と言ってきたウヨちゃん達、、、
なんだか、
恥ずかしいですね。
『くっそー、恥かかせやがって!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆』って、安倍自民党に物申してください。
そして何年も何年もこういう記事を書き続けるマスコミも、ホントに『ゴミ』と言われ国民からそっぽ向かれる前に改心してください。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で16日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは5日連続。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。(産経新聞)
こんな記事ばっかり書く産経さん、そろそろ反省しましょうね。
御用新聞に成り下がってないで反省してください。