PEACEFUL

黙るのは美徳ではない。無知無関心がこの国を滅ぼす。

『対馬丸の遭難』から今日で76年 2020/08/22

2020-08-22 23:52:00 | 日記

「先生…」海に沈んでいく子たち 90まで母は苦悩した




戦時中、沖縄から船で疎開する学童らが米軍の魚雷で犠牲になった対馬丸事件から22日で76年。生き残った引率の教師は自責の念から長い間、口を閉ざしていた。晩年、事件を語り始め、対馬丸の記憶をつづった短歌を残して逝った。その長女が今年、母親の遺志を継いで語り部になった。

 子供等は蕾(つぼみ)のままに散りゆけり嗚呼(ああ)満開の桜に思う

 こう詠んだのは、那覇市の天妃(てんぴ)国民学校に勤めていた新崎(旧姓・宮城)美津子さん。事件当時、24歳だった。

 美津子さんが初めて人前で、対馬丸について話したのは2006年、86歳の時。戦後、移り住んだ栃木県での講演会だった。60年余が過ぎていた。

 「私は地面の下で生きていくのだと思っていました」「よろしくと頼まれた父母たちに、とても会うことができません。慰霊祭も行けませんでした」

 講演に付き添った長女の上野和子さん(73)は、母が対馬丸の生存者と知ってはいた。だが、家族も聞いたことのない話に驚いた。教師だった母が不安がる親を説得して学童を船に乗せたこと、その教え子たちを守れなかったこと……。娘の知らない母がいた。

娘の和子さんさえ知らなかった母の悲劇。没後に見つかった大量の短歌から、美津子さんの苦悩に思いをはせます。

 ただ、それまで口にしなかった…

(朝日新聞)



対馬丸での学童疎開、子供たちは修学旅行に行くかのように出発して行った…とのこと。

親子離れ離れになる事に不安を抱いた親御さん達はたくさんいた。

それでも、これから激しくなる地上戦を理由に半ば強制的に疎開させよという軍部の命令に従い、子供達だけでも無事であって欲しいと願い船に乗せた親の気持ちを考えると苦しくなる。




対馬丸事件「口外するな」 口止めで被害全容いまだ不明




22日で76年を迎えた対馬丸事件。その犠牲者数はいまなお特定できていない。戦中も、戦後も、詳しい実態調査がなされなかったためだ。当時は大本営発表の下、日本軍による箝口令(かんこうれい)さえ敷かれ、その記憶が、戦後も生存者らに重くのしかかってきた。

対馬丸記念館(那覇市)に保管されている資料には、漂流して救助された生存者が、憲兵らから「口外するな」などといわれた証言が複数残る。沖縄では撃沈のうわさも流れたが、憲兵に「流言飛語を流す非国民」として留置場に入れられた遺族もいた。疎開は地上戦を前に日本軍の食糧確保という目的もあり、さらに勧めるため秘匿されたともいわれる。  生存者の上原清さん(86)=うるま市=は6日間漂流し救助された後、警察から「対馬丸のことは誰にも話すな」と言われた。当時10歳。現在は体験談を修学旅行生らに語る上原さんだが、公に話せるようになったのは、事件から50年ほど経ってからだった。「悲惨な経験を口止めされた記憶が、ずっと心の傷のようになっていた。生き残ったことへの悔いや罪悪感もあった」  コロナ禍で講話の機会は減っているが、今はこう思う。「犠牲になった友人たちに対し、私ができるせめてもの弔い。機会ある限り、伝え続けていきたい」
(朝日新聞)


我が子を対馬丸に乗せて見送った親御さん達は、別の船で学童疎開した子供たちから無事であるとの手紙が届く中、『なぜ、自分らの子供達から手紙が来ないのか? ホントに無事なのか?』と、学校に詰めかけて問いただした……
先生たちは事実を知っていたかもしれない。
でも、それを親御さんに伝える事は無かったとのこと。

戦争を起こすのは権力者だが、犠牲になるのは弱い立場である国民。

まだ戦後70年余しか経ってないのに、また同じことを繰り返そうとする危険な空気がこの国には流れている。




私たちの大切なこの国を、このような愚か者たちの勝手にさせてはいけない。







安倍総理の夏休み中に、これまでの復習を 2020/08/22

2020-08-22 08:45:43 | 日記

森友疑惑のキーパーソン「安倍昭恵夫人付き」谷査恵子氏がイタリアから経産省本省に栄転

3年前まで安倍昭恵首相夫人付き職員を務め、森友学園の国有地売却問題の鍵を握るとされる経産官僚・谷査恵子氏。森友疑惑が発覚した後の2017年8月に在イタリア大使館一等書記官に就任していた谷氏が、今月の人事で経産省本省に戻っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。谷氏の海外赴任は、森友問題の追及を逃れるためだと指摘されていた。



経産省関係者が明かす。

「表沙汰にはなっていませんが、実は谷さんは8月3日付の辞令で経産省の産業技術環境局国際室に異動になりました。役職は筆頭課長補佐で、ノンキャリアの職員としては栄転と言えます」

谷氏は、経産省から出向する形で、安倍昭恵夫人付きの職員となり、森友学園の国有地取引を巡る問題では、自ら財務省に問い合わせ、籠池泰典理事長(当時)にFAXでその結果を連絡していた人物。森友問題を巡っては、安倍晋三首相が「私や妻がこの認可あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていない。私や妻が関係していたということになれば、私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と国会で答弁しており、谷氏のFAXが昭恵夫人の関与を示すものではないかとして、昭恵夫人や谷氏の証人喚問を求める声があがった。

 しかし、谷氏は、森友問題の渦中だった2017年8月にイタリアに異動。経産省は異動と森友問題は「全く関係ない」と説明していた。

 帰国した谷氏が、森友問題について説明するのか、注目される。

 経産省に事実確認の書面を送付したところ、谷氏の異動について「事実です」と回答した。

(文春オンライン)


森友問題で、安倍夫妻を庇った者らが皆出世している。

佐川宣寿   理財局長→ 国税庁長官

中尾睦   理財局次長→ 横浜税関長

中村稔   理財局総務課長→ 駐英公使

冨安泰一郎   国有財産企画課長→ 内閣官房内閣参事官

田村嘉啓   理財局国有財産業務課国有財産審理室長

                 → 福岡財務支局理財部長

美並義人   近畿財務局長→ 東京国税局長

太田充   理財局主計局長→ 財務次官

池田靖   統括国有財産管理官→ 管財統括第3課長


しかし、安倍に都合の悪い発言をしたものは、バッサリ切り捨てている。

佐藤善信   航空局長→   退職

平垣内久隆   航空局次長→   昇進無し、出世コースから外される

河戸光彦   会計検査院長→   退職


そして、一番タチの悪いのが、

山本真千子 大阪地検特捜部長

女性初の特捜部長で、籠池夫妻を逮捕しただけで、他全員の官僚を不起訴にした人物。

まさに安倍感ただよう『やってるフリ』

コイツは、

大阪地検特捜部長→ 函館地検検事正→ 大阪地検次席検事

そして将来は、大阪地検検事正、関西検察トップの大阪高検検事長へと出世コースが約束されたようなもの。


だが、

こういう中で正義感を持ったために自ら命を絶った人もいた。

近畿財務局職員・赤木俊夫さん

公文書改ざんを命じられ、正直者の正義感から悩み苦しみ、精神を病んで、自殺した。

これは、自死というより、安倍政権に『殺された』というのが正しい。

現在、その妻・赤木雅子さんが、国を相手に国賠訴訟を起こしている。

検察も裁判所も安倍政権の言いなりのこの日本という国で、法廷闘争には期待できない状況だが、なんとしても事実関係を明らかにして欲しい。

世論を動かすことが、国のあり方を正常化させることになれるよう期待したい。




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