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「京アニ」放火事件 裁判は刑事責任能力の審理が主に

2023-06-11 07:34:33 | ニュース
NHKweb
「京アニ」放火事件 裁判は刑事責任能力の審理が主に
2023年6月11日 0時31分 アニメ会社放火
4年前、「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告の裁判員裁判が、ことし9月から始まるのを前に、検察が10日、裁判の流れについて被害者の遺族への説明会を開きました。関係者によりますと、刑事責任能力の審理が主に行われるなどの説明があったということです。
2019年、京都市伏見区にあった「京都アニメーション」の第1スタジオが放火され、社員36人が死亡した事件で、殺人や放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判は、ことし9月5日に初公判が開かれ、来年1月25日に判決が言い渡される予定です。

京都地方検察庁は10日、被害者の遺族に32回の期日が設けられている裁判の具体的な流れについて説明会を開きました。

関係者によりますと、裁判は主に、刑事責任能力の有無を判断するための審理が行われる予定で、被告人質問では、事件の動機などを問うほか、遺族が被害者参加制度を利用して被告に質問することもできるという説明があったということです。

また遺族に傍聴席を優先的に確保することも伝えられたということです。

裁判では青葉被告が質問にどのように答えるのかや、起訴されるまでに2回行われた精神鑑定などを踏まえ、責任能力をどう判断されるのかが、注目されます。
裁判員裁判の審理計画の概要は
32回の期日で行われる青葉被告の裁判員裁判の審理計画の概要が関係者への取材でわかりました。

関係者によりますと、主に刑事責任能力についての審理が行われる予定です。

初公判は、ことし9月5日に開かれ、起訴された内容を認めるかどうかを聞く罪状認否などが行われます。そして翌日から被告人質問が始まります。

まず検察官が主に質問し、今回の事件を起こした動機などを問います。その後、被害者参加制度を利用して被害者の遺族が被告に質問する機会が設けられます。

9月下旬から10月にかけて検察側の証人尋問が行われ、犯行を目撃した人や京都アニメーションの社長、それに消防の職員が証言します。また、10月には、起訴前に被告の精神鑑定を行った医師に対する証人尋問が行われます。

裁判員と裁判官は、11月に非公開で中間評議を行い、責任能力の有無や程度について結論を出します。

そして12月7日に検察の論告・求刑や弁護側の最終弁論が行われます。判決は来年1月25日に言い渡される予定です。

責任能力に関する中間評議の結果も、ここで初めて明らかにされるということです。