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バスとトラック衝突 10人以上けが うち5人死亡 北海道 八雲町
2023年6月18日 18時03分 事故
18日、北海道八雲町の国道で、都市間高速バスとトラックが衝突し、警察によりますと、10人以上がけがをし、このうち5人の死亡が確認されたということです。
現場は片側1車線の道路で、警察が当時の詳しい状況を調べるとともに、亡くなった5人の身元の確認を進めています。
現場は片側1車線の道路で、警察が当時の詳しい状況を調べるとともに、亡くなった5人の身元の確認を進めています。
バスは「高速はこだて号」午前7時50分 札幌発函館行き
バスを運行する「北都交通」によりますと、事故にあったのは、札幌市を18日午前7時50分に出発し、函館市に向かう予定だった都市間高速バスの「高速はこだて号」だということです。
このバスには乗客18人と乗務員1人の合わせて19人が乗っていたということで、詳しい状況を確認しているということです。
上空から見た事故の状況
NHKが午後2時ごろにヘリコプターで上空から撮影した映像では、片側1車線の国道でバスとトラックが接触した状態で止まっている様子が確認できます。
バスは進行方向に向かって止まり、車体前方の右側、フロントガラスの周辺が大きく壊れています。トラックは車線を斜めに塞ぐような形で止まっていて、運転席など前方が壊れて荷台の天井部分が左右に開いている様子が見えます。
バスのルートと乗客は
運行会社の「北都交通」によりますと、事故にあったのは、札幌市から函館市に向かっていた都市間高速バスの「高速はこだて号」の札幌発の始発の便だということです。
バスは、18日午前7時50分に「札幌駅前ターミナル」を出発したあと、札幌市営地下鉄の大谷地駅にある停留所など札幌市内で乗客合わせて18人を乗せたということです。
そして「札幌南インターチェンジ」から道央自動車道に入りました。
途中の「有珠山サービスエリア」で休憩を取り「八雲インターチェンジ」で、道央自動車道を降りたあと、国道5号線を走っていました。
バス会社によりますと、事故が起きる前「八雲」の停留所で3人が降車したとみられ、事故当時、バスに乗っていたのは乗客15人と乗務員1人とみられるということです。
一方、トラックがどのようなルートで走行していたかについては、現在、警察などが確認を進めているということです。
現場近くの男性「あまりに悲惨な事故」
事故現場の近くにいた男性は「バスの運転手は救急隊員の呼びかけに反応していませんでした。あまりに悲惨な事故でことばになりません」と話していました。